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カテゴリ : intoxicate records  salle gaveau europe tour 2010 

掲載: 2010年09月26日 16:00

更新: 2018年08月07日 04:37

文/  小林

Salle Gaveauヨーロッパ・ツアー日記! どうやら無事に飛行機に乗れたらしいヴァイオリンの喜多直毅による2日目のレポート。

ツアーのライヴ初日はドレスデン。多くの美術館、ザクセン州立歌劇場、王の居城や宮殿等、ヒストリック且つ見た目も壮麗な建造物の建ち並ぶ街です。まさに芸術と文化の都。

その新市街中央部に今夜の演奏会場、“TONNE JAZZ CLUB”はありました。ドイツ国内に限らず、EU諸国やそれ以外の地域からミュージシャンを招き、盛んにライヴを行っている様です。

楽屋でのショット。
鬼怒さん(g)は楽屋でも練習に余念がありません。
林君(P)は譜面のチェック。
鳥越君(b)はスマートフォンでメール中。
佐藤君(acc)は散歩にでも行った?
喜多(vn)は写真撮影中。

ライヴは日本に比べたらかなり遅めの21:00にスタート。これが東京だったらライヴ終了と共に電車も終了…。帰宅困難者が続出ですね。

生憎の雨にも関わらず、地元の方を中心にお客さんが大勢集まって下さいました。満員とまでは行かずとも、かなりの入り。我々メンバーも俄然やる気に!(写真はリハーサル風景)

ちなみに会場のピアノは地元ドレスデン製の古いもの。古いからと言って必ずしも悪い訳ではなく、タッチはとても軽やか(林君曰く)。普段から良い状態にキープされている様です。

ドイツのピアノと言えば重厚なイメージのBosendorferが直ぐ思い浮かびますが、全くタイプの違う楽器と言う事でしょうか。

今日のプログラムは3rdAlbumに収録したものに限定せず、今までのレパートリー全体から選択。1曲目はやはり弾き慣れた《Alloy》から。

演奏をしながらステージから客席を見渡すと、皆さんニコニコと楽しそうに聴いてらっしゃる!そして会場全体がとても良いムードで満たされている! 我々はサイキックではありませんが(笑)、お客さん達が心から演奏を楽しんで下さっているのって本当に肌で感じるんですよ。

言葉ではなかなか上手く表せませんが、お客さん側から「もっと聴きたい!」、「聴こう!」と言う熱意の様なものが強く伝わって来るのです。我々ミュージシャンはこれに反応しない訳には行きません!

今日のライヴは聴く側のそんなムードに包まれて、初日にも関わらずのびのびと演奏出来ました。今まで頻繁に演奏して来た曲でも、新しい展開に導かれたり今まで知らなかった楽曲の魅力的な一面が現われて来たり…。こんな風に、『発見のある演奏』って素晴らしい。その為には、ホント、お客さんの力って大きいと思います。

まさに客席とステージとで作り上げるライヴでした!鳴り止まぬアンコールの拍手に応えて、ステージへ出て行くのがとても嬉しかったです。今回のツアー、ドレスデンにて実に幸先の良いスタートを切りました。

明日はエッセンにてライヴです。ちょっと天候が不安定ですが、体調に気を付けて頑張ります!
それとソーセージ、ハムの食べ過ぎにも!

つづく!