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NO MUSIC, NO LIFE.

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KIRINJI

2021年11月-12月

文字も経済も無かった時代から人類は洞窟の壁に絵を描いていました。
彼らは描く喜び、それを観賞する楽しみを知っていたはずです。
声を出したり、木や石を打ち鳴らして音楽も奏でていたでしょう。
サルからヒトになって以来、エンタテイメントは営まれ続けているのですから、
それらを欲する気持ちは食欲や性欲に並ぶ人間の根源的な欲求と言ってもいいのではないですか。
ゆえに世の中がどんな状況にあっても私達が音楽を求めてしまうのは自然当然のことで、そのことに引け目なんか感じなくていいし、
威張る必要はないけど、俺たち、もっと堂々としていていいはずだ。
なんてことを考えながら、この二年間を過ごしてきました。

堀込高樹KIRINJI