〈タワレコメン〉と〈La.mamaメン〉が競演!　新鋭4バンドによるライヴをレポ

タワーレコードのオーガナイズによるライヴ企画〈タワレコメン〉と今年30周年を迎えた東京・渋谷の老舗ライヴハウス・La.mamaによるコラボ・イヴェント〈タワレコメン VS La.mamaメン〉が、4月23日に開催。ここではその模様をレポートします!

The cold tommy

タワーとLa.mamaのオススメ・アーティストがそれぞれ2組、計4バンドが出演したこの日のイヴェント。開演前から対決ムード（?）がフロアに充満するなか、まずは〈La.mamaメン〉枠の男女混合3ピース・バンドであるThe cold tommyが登場し、ソリッドなロック・チューン“Shit A world”でライヴの幕を切って落とします。その後も“殺されたトロル”“ピクニック”など、存在感たっぷりのハスキーかつセクシーな歌声と3人とは思えない骨太なサウンドで会場をロックした彼ら。ラストは切れ味鋭い“ヒステリック”を演奏し、怒涛の勢いでステージを駆け抜けました!

空想委員会

続いて登場したのは、〈放送部〉によるPVのオンエアや〈購買部〉からの物販のお知らせなどでセッティング中から会場を独自の世界に引き込んだ〈タワレコメン〉の空想委員会。“完全犯罪彼女”“独占禁止法”といったエモさとキャッチーさを兼ね備えたナンバーを立て続けに披露します。夏をイメージしたという新曲を挟んで、MCでは三浦隆一（ヴォーカル／ギター）が今回のイヴェントに対する熱い想いを約10分（!）に渡って告白する一幕も。ミラーボールの光がフロアをキラキラと照らすなか、ちょっぴり切ないダンス・ナンバー“空想ディスコ”を演奏して舞台を後にしました。

the cabs

次に現れたのは〈タワレコメン〉である残響所属の実力派アクト、the cabs。“skor”を皮切りに3曲立て続けにパフォーマンスし、ポスト・ハードコアやマスロックを通過した攻撃的なバンド・サウンドや、エモーショナルな絶叫と透明感のある歌声が交錯するアンサンブルでオーディエンスを魅了します。東京では初めて演奏するという新曲や、ほとばしる感情がこれでもかというほど詰め込まれた“キェルツェの螺旋”など、最後までステージに目が釘付けになるようなライヴでした!

99RadioService

そしてこの日のトリを務めたのは、〈La.mamaメン〉の99RadioService。SEに合わせタンバリンを打ち鳴らし、タワレコタオルを掲げながら登場した彼らは、とびっきりポップな“know-it-all”からライヴをスタート。TVアニメ「ちはやふる」のオープニング・テーマ“YOUTHFUL”など、メンバーが一丸となってエンターテインする姿に会場の熱も高まります。アンコールでは「ガチで曲を用意してなかったんですけど」と前置きしながら、ファースト・フル・アルバム『1』の冒頭を飾る“in the morning”を披露。会場をオーディエンスの笑顔で埋め尽くして、この日のイヴェントを締めくくってくれました!

タワーレコードでは、今後も話題のアクトを迎えてのライヴ・イヴェントを続々と開催します。詳細はTOWER RECORDS ONLINE内のLIVE INFORMATIONのページにてご確認ください!

★TOWER RECORDS LIVE INFORMATIONはこちらから

〈LIVE! TOWER RECORDS × SHIBUYA-La.mama 30th Anniversary 〔relation〕　タワレコメン VS La.mamaメン〉@ 東京・渋谷La.mama 2012.4.23　セットリスト
【The cold tommy】
1. Shit A world
2. 殺されたトロル
3. ピクニック
4. モーラー
5. パラドックス
6. シルバニア
7. ヒステリック

【空想委員会】
1. 完全犯罪彼女
2. 独占禁止法
3. 新曲
4. エンペラータイム
5. 空想ディスコ

【the cabs】
1. skor
2. 二月の兵隊
3. カッコーの巣の上で
4. 新曲
5. 第八病棟
6. チャールズ・ブロンソンのために
7. camm aven
8. キェルツェの螺旋

【99RadioService】
1. know-it-all
2. parallel hearts
3. YOUTHFUL
4. Same love, Different heart
5. the sky may not be blue
6. Mr. lonely man
〈アンコール〉
・in the morning