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第3回――モトリー・クルー、見参!

連載
OSHIETAL
公開
2008/07/03   01:00
更新
2008/07/03   18:13
ソース
bounce 300号(2008年6月25日発行)
テキスト
文/山口 コージー


メタル・ビギナーのキミに本物の鋼鉄盤を伝授する〈OSHIETAL〉! 今月は全ロック・ファンが待望したモトリー・クルーのニュー・アルバム『Saints Of Los Angeles』を教えたる! 世界中を乱舞させた2005年の大復活ツアー後は、ニッキー・シックスのシックスAMをはじめ各自がソロ活動に勤み、挙句の果てには〈トミー・リー再脱退!?〉なんてニュースも飛び込んできていただけに、喜びもひとしお。なにせ、97年作『Generation Swine』以来となるオリジナル・メンバーでのアルバムなのだから。

では、今作のポイントを押さえていこう。1:トミー・リーは脱退してません! 2:プロデュースはボブ・ロックではなくジェイムズ・マイケルが担当しています! 3:ヴィンスは痩せてません(むしろ肥えてます)――当初流れていた情報とはだいぶ異なるが、まあ出来がヤバイからいいじゃないか! かつての攻撃的な音が戻り(BUT古臭くなく)、次作への期待を高めさせてくれる内容だ。もっと言うと、大名盤『Dr. Feelgood』の前に放った『Girls, Girls, Girls』的な一枚と解釈したいところである。そして、今後は後輩バンドを従えて〈Crue Fest〉なるツアーに出るという4人衆。ここ日本にもフェスごと来てくれるのか?と楽しみは尽きないが、俺のモトリーが帰還したことだけは事実。まずは今作を聴いて来日公演に備えようではないか! そう、これを聴かずしてメタルをカタルべからず。

 

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