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第16回――チルドレン・オブ・ボドム

連載
OSHIETAL
公開
2009/09/09   18:00
更新
2009/09/09   18:18
ソース
bounce 313号(2009年8月25日発行)
テキスト
文/山口 コージー




お待たせ! 熱き鋼鉄盤を紹介する〈OSHIETAL〉の時間がやってきたぜ! 今回はチルドレン・オブ・ボドムを教えたる! 90年代中盤から地元ヘルシンキを中心にヨーロッパで絶大な支持を集めてきた彼らだか、ここへきてUSでの評価も急上昇! そんな世界を代表するメタル・バンドへの階段を登り詰めつつあるなか、このほどカヴァー・アルバム『Skeletons In The Closet』を完成させた。影響を受けまくったスレイヤー~アイアン・メイデン~スコーピオンズ~キング・ダイアモンドらメタル・レジェンドから、CCRにラモーンズ、そして完全に悪ふざけとしか思えないブリトニー・スピアーズ(でも最高!)などのナンバーを、ユーモア・センス溢れるチルボド・サウンドに変換(つまりは速弾き三昧!)。しかし、何と言ってもアッパレなのが、ここでもフェイドアウトを一切使っていない点だろう。〈バシッと終わらせるほうが百万倍カッコイイ〉と常々断言しているだけあって、全曲バッサリ切り落とし! こうしたこだわりも含め、企画盤にありがちなユルさ/手抜かりを一切感じさせない実にヤバヤバな一枚に仕上がっている!

また、時を同じくしてバンドの鍵盤魔術師、ヤンネ・ウォーマンの別プロジェクト=ウォーマンもニュー・アルバム『Japanese Hospitality』を発表したばかり! ストラトヴァリウスのティモ・コティペルトからバンドメイトのアレキシ・ライホといった歌い手を招き、インスト主体だったこれまでの作品とは一味も二味も違う内容でビックリ! 〈LOUD PARK〉への参戦も決まり、ますます勢いを増すチルボドを聴かずしてメタルをカタルべからず!