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The Miceteeth

連載
NEW OPUSコラム
公開
2010/04/15   15:30
更新
2010/04/15   15:34
ソース
bounce 319号 (2010年3月25日発行)
テキスト
文・斉藤ジョゼ

 

惜しまれつつ解散した彼らの置き土産

 

昨年4月、10年に及ぶ活動に終止符を打った大阪発のスカ~ロックステディ・バンド、The Miceteeth。オフィシャル・サイトでの突然の解散発表という幕切れには、不完全燃焼だった方も多いのでは? その後ヴォーカルの次松大助がソロ作を発表するなど個々の活動も活発化するなか、何と今年1月のタワレコ30周年記念イヴェントでバンドが限定復活。その際のパフォーマンスを収めた初のライヴ盤と、オールタイム・ベスト盤が同時に届けられました。

まずライヴ盤『20100110』は、“ネモ”“霧の中”などロックステディに傾倒した中期から“Tomorrow more than words”“Sleep on Steps”などポップスとしての可能性を模索した後期のナンバーを中心に、次松の色気のある歌声と共にゆったりフロアを揺らしているのが目に浮かぶ充実の内容です。一方ベスト盤『WAS』は、躍動感溢れるリズムと分厚いホーン・セクションが魅力のスカ“Please, please take me down”や“ゴメンネベティ”“ムーンリバー”など初期の名曲をはじめとした人気ナンバーを完全網羅! 彼らの楽曲が持つ普遍性には改めて驚かされました。さらに4月には地元でラスト・ライヴを開催。これを聴いて最後の勇姿を観に行こう!

 

▼The Miceteethの作品を紹介。

左から、ライヴ盤『20100110』(Pヴァイン)、ベスト盤『WAS』(Pヴァイン)