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SISTER JETのROCK'N ROLL HIGH SCHOOL(第3回)

連載
皿えもん
公開
2010/06/30   17:06
更新
2010/06/30   17:09
テキスト
文/SHOW SKB(SISTER JET)

 

アーティストが各テーマに沿ったお皿(CD)を紹介する連載!! SISTER JET〈第3回〉!!!

 

saraemon_sister jet_3

 

[ 今月のテキスト ] MY BLOODY VALENTINE 『Loveless』 Creation

 

やあどうも、SKBです。
皆さん日々元気に通勤通学してますらー!

僕はこの〈皿えもん〉を執筆しておりますが、テーマが何に決まったのか思い出せない。

他のメンバーの回を読み直してみても高校時代に聴いていたアルバムというのはわかるのですが、それぞれ自分のキャラになりきっていて自由でテーマがよくわからない。

ハイスクールというお題に絡んでいればなんでもいいというテイでいいのかな、ということで選曲してみるものの切り口が広すぎて、思いつかない。

だから、高校時代の思い出の1枚ということで、最もよく聴いていたアルバムをとても正直に挙げます。

当時付き合っていた初めての彼女をチャリでデートごとに送り迎えしていた家まで往復2時間以上の道のり、行きは2人帰りは1人、そんな時にこのアルバムを夜中の闇に溶け込ませながら自転車を疾走させた俺、eighteen。

夜道はひっそりと人気がなく不気味な集合団地を通って、
塀と塀の間のグレーゾーンを曲がり曲がり、
無機質なアスファルトを照らし続ける街灯、
頬を切る風、見上げた低い雲の上、夜空に光る星。

MDウォークマンに繋いだヘッドフォンから僕の耳に、
そしてそのまま終わりのない空想世界へ。
あの暗闇のなか家に着くことのない帰り道を、
いまだに1人でチャリを漕ぎ続けている。

そしてそれは永遠に続くことでしょう。

……それにしても、いま聴いてもこれに勝るアルバムはないです。“To Here Knows When”という曲がイイよ。

 

PROFILE/SISTER JET

WATARU.S(ヴォーカル/ギター)、SHOW SKB(ベース)、KENSUKE.A(ドラムス)から成るレペゼン福生の3ピース・ロック・バンド。6月6日に日比谷野外音楽堂で開催されたワンマン・ライヴ〈ALL YOU NEED IS LIVE AT 野音ワンマン!!!〉も大成功に収めた彼らは、引き続きライヴに制作活動にと多忙な毎日をジェッ飛び中。また、現在タワーレコードの一部店舗では、ニュー・シングル“キャラメル フレーバー”(felicity)のリリースを記念して、〈SISTER JETのTOWER RECORDS観光地化計画 “顔出し看板” 記念撮影コンテスト〉を実施!  メンバーのサインが入った等身大パネルをゲットできるこのチャンス……応募の締め切りが、いよいよ明日7月1日に迫っていますよ!! 詳細はオフィシャルサイトをご覧ください。