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QUANTIC

まだまだあるよ! 多国籍で無国籍なビートの世界

連載
360°
公開
2010/07/15   21:40
更新
2010/07/15   21:41
ソース
bounce 322号 (2010年6月25日発行)
テキスト
文/綱犬

 

コロンビアに移住して現場から音を届けようとするクァンティックは凄いが、妄想も含む世界旅行を続けながら、欧米のポップ・フィールドとは異なる地図を切り拓いているクリエイターたちはまだまだたくさんいます。まず有名なのは、作品のたびにさまざまなテーマを立てながらアフリカもインドもジプシーも呑み込んでいく大ヴェテラン、アップ・バッスル&アウトでしょう。クァンティックと同じトゥルー・ソーツには、UKでブラジル音楽とアフロを融合するサラヴァ・ソウルも新作をリリースしたばかりですね。また、クァンティックといえば、ニコデマスと共作した“Mi Swing Es Tropical”(2007年)が某TVCMに使われてリスナー層を広げたことも記憶に新しいですが、そのニコデマスが率いる(コデック~)ワンダーウィール周辺のピンプス・オブ・ジョイタイムやゼブらの作品は、どれも多国籍&無国籍なビートにゆったりしたダブの風情をまぶしていて、どれもやたらと気持ち良いのです。クァンティックから広がる世界地図をもっと探求してみましょう!

 

▼文中に登場したアーティストの作品を紹介。

左から、アップ・バッスル&アウトのニュー・アルバム『Soliloquy』(Collision)、サラヴァ・ソウルのニュー・アルバム『Cultura Impura』(Tru Thoughts/BEAT)、ニコデマスの2009年作『Sun People』、ピンプス・オブ・ジョイタイムの2007年作『High Steppin'』(共にWonderwheel/Eighteenth Street Lounge)、サボ&ゼブの2008年作『Global Warmbeat』(Irma)

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