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NEW OPUSコラム
公開
2010/08/04   13:40
更新
2010/08/04   13:40
ソース
bounce 323号 (2010年7月25日発行)
テキスト
文/高橋芳朗

 

バカでエロでやかましい、ギラギラのクランクコアで夏を踊れ!

 

昨年、“Don't Trust Me”と“Starstrukk”を立て続けにプラチナム・セールスへと導いたコロラドのデュオ。映画「アリス・イン・ワンダーランド」のサントラに提供した“Follow Me Down”、そしてケシャ“Blah Blah Blah”やリル・ジョン“Hey”といった客演曲の好調を受け継いでのセカンド・アルバム『Streets Of Gold』は、前作『Want』と同様に悪ノリ感たっぷりなエレクトロ・ホップ/クランクコアが満載。もっとも、今回はマット・スクワイアとベニー・ブランコに加えてDrルークも制作に携わっているせいか、音楽的レンジがグッと広がった印象だ。ケシャとの再共演“My First Kiss”や日本語も飛び出す“I Know How To Say”でのパワー・ポップ路線をはじめ、往年のビースティ・ボーイズとリック・ルービンのコラボを彷彿とさせる“House Party”、エモーショナルなシンセ・ポップ“I'm Not The One”など、パーティー・アルバムとしての機能性を維持しながらもグループの成長をしっかりと刻みつけることに成功している。