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The SALOVERS 『C'mon Dresden.』

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SPOTLIGHT!
公開
2010/09/24   19:03
更新
2010/09/24   19:03
ソース
bounce 324号 (2010年8月25日発行)
テキスト
文/柴 那典

 

ますます注目を集める新世代のロック・バンド。またここにシーンの代表格となりそうな逸材が登場です! いまのうちにチェックを!

 

 

平均年齢18.5歳! 今年に入っていよいよ本格化してきたロックンロール新世代の波、その一翼を担う才能がついにお目見えだ。The SALOVERSと書いて〈サラヴァーズ〉と読む4人組。性急で前のめりで、キラキラとした青春の輝きを持ったロックンロールを鳴らすバンドだ。

The SALOVERSの名が知られはじめたのは、人気ラジオ番組〈SCHOOL OF LOCK!〉とソニーが主催するティーンエイジャー参加型ロック・フェスティヴァル〈閃光ライオット〉でのこと。2009年に行われたその第2回で審査員特別賞を受賞したのが彼らである。その後も着実に成長を遂げ、ナンバーガールやBase Ball Bearなど数多くのロック・バンドを輩出したEMI Music Japanの新人発掘チーム〈Great Hunting〉が立ち上げたレーベルの第1弾アーティストとしてリリースが決定。そしてこのたび発表される、プロデューサーに中尾憲太郎を迎えたファースト・アルバム『C'mon Dresden.』には、彼らの生々しいエネルギーがはちきれんばかりに詰め込まれている。古舘佑太郎(ヴォーカル/ギター)の少ししゃがれた歌声、独特のセンスで切り取られた言葉も鮮烈だ。

それにしても、いまの日本のロック・シーンにおける10代の爆発力には改めて驚愕させられる。激情を叩きつけるようなガレージ・サウンドと渡辺大知(ヴォーカル)のカリスマ性で観る者すべてを惹き付ける黒猫チェルシー、そして60年代から現在までのロックンロールのエッセンスを採り入れるセンスと抜群の演奏力で多くのリスナーをノックアウトしつつあるOKAMOTO'S、またそのOKAMOTO'Sのメンバーも参加し、昨年の〈閃光ライオット〉では独創的なファンク・サウンドで度肝を抜くも、その後あっという間に解散したズットズレテルズなどなど、強烈な個性が次々と登場してきているのだ。さらに、透明感のある歌声とスケールの大きな曲調で女子ならではのエモーションを解き放つガールズ4人組のねごとや、大分は別府出身で刹那的な怒りを刺々しいサウンドに乗せて放出するDroogなども見逃せない。

このように次々と登場する新世代の才能によって、日本のロック・シーンは大きな地殻変動の時を迎えている。The SALOVERSも含め、同時多発的に登場しつつある2010年代を担うべき10代の才能から、この先も目を離すことができなさそうだ。

 

▼関連盤を紹介。

左から、黒猫チェルシーの2010年のミニ・アルバム『猫Pack』(ソニー)、OKAMOTO'Sの2010年作『10'S』(ARIOLA JAPAN)、9月29日にリリースされるねごとのファースト・シングル“Hello! "Z"”(キューン)、Droogの2010年作『Droog』(redrec)

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