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OPSB

連載
NEW OPUSコラム
公開
2010/10/08   14:09
更新
2010/10/08   14:09
ソース
bounce 325号 (2010年9月25日発行)
テキスト
文/北野 創

 

さまざまなルーツを横断した骨のある音を聴け!

 

ONE PEACE SESSION BANDことOPSBは、東京・中野を拠点に活動するインスト・バンドだ。彼らの魅力はユルいんだけど温くない、自由だけど芯の通った、何とも不思議で心地良い音楽を奏でるところ。メンバー全員がスケート・カルチャーに通じていることもあってか、そのレイドバックした作風からトミー・ゲレロの影を見い出すことも可能だが、それ以上に目を見張るのはクラブ・ミュージックとの共振性である。ニュー・アルバム『Grow Out』における“Move Ahead”はマニュエル・ゴッチング『E2-E4』の恍惚感を宿した超ダンス・オリエンテッドな作りだし、スクエアなビートの上を木管楽器の音色が泳ぐ“New Clear Vision”なんてイタロ・ディスコ復古を通過した後の耳にはしっくりと馴染むはずだ。

また、彼らはスケーター/映像作家の森田貴宏が主宰するFESNのDVD「A TAKAHIRO MORITA FILM "LIBE BRAND UNIVS."」に音楽で参加。同作では、OPSBやTHA BLUE HERBのライヴ映像を交えながらストリート文化の醍醐味がユーモラスに紹介されているので、併せてチェックを!

 

▼文中に登場した作品を紹介。

左から、OPSBのニュー・アルバム『Grow Out』(OPSB)、OPSBのライヴも収録されたDVD「A TAKAHIRO MORITA FILM "LIBE BRAND UNIVS."」(FESN)