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電子音楽部

連載
NEW OPUSコラム
公開
2011/01/19   13:49
更新
2011/01/19   13:50
ソース
bounce 328号 (2010年12月25日発行)
テキスト
文/澤田大輔

 

ただいま新入部員を募集中! ピコピコした音が好きな人は、ぜひ入部してみよう!

 

11月に第1弾コンピ『電子音楽部』を送り出し、ニューウェイヴ古参や現行テクノ・ポップ好きの注目を集めた新レーベル、電子音楽部から2作品が同時にリリースされました。エレポップ・デュオ、FLOPPYによる5作目『Over Technology』は、電音ディスコ“Low-Bit Disco”やハードコアばりの高速チップ・チューン“時空ホロン”といった多彩すぎる楽曲を通じて、ピコる心とV系ロックの美学を兼ね備えたバンド独自のセンスを全方位にアピールする快作です。さらに、ディーヴォのマーク・マザーズボーによるリミックスも収録!

そしてもう一枚はケラ&ザ・シンセサイザーズによる4年ぶりのアルバム『Body & Song』。唐突に風景を変える曲展開や屈折したメロディーなど、まさしくニューウェイヴ的な要素が詰まりまくっており、首謀者=KERAのひねくれたポップセンスが素直に(!?)発揮された作品と言えるのでは。また、サイケ色が滲むサーフ・ロック“オンガク”がUSインディー最前線と(期せずして?)シンクロしているのも興味深い!