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第29回――今年はヒブリア一色!?

連載
OSHIETAL
公開
2011/03/23   14:06
更新
2011/03/23   14:06
ソース
bounce 329号 (2011年2月25日発行)
テキスト
文/山口コージー

 

 

待たせたな、鋼鉄連載〈OSHIETAL〉の時間だぜ! 今月は注目度No.1の正統派メロディック・パワー・メタル・バンド、ヒブリアを教えたる! 彼らはセパルトゥラやアングラを生んだ国=ブラジルの出身で、2004年に『Defying The Rules』でアルバム・デビュー。当時はマニアにしか知られていない存在だったが、メタル・リヴァイヴァルの波に乗って2作目『Skull Collectors』を発表すると世界中のメタラーが絶賛! 一聴しただけで血が逆流する激烈サウンドで、脚光を浴びることとなる。

そして3年の時を経て発表された待望のニュー・アルバムが『Blind Ride』だ。手数/足数の多いドラム、エッジの利いたリフとギター・ソロ、バカテクなベース(メンバー交代を経たばかり!)、そしてパワフルかつエモーショナルなヴォーカル……、とにかくすべてがエキサイティング! 近年スティール・パンサーやエアボーンなど若手の活躍に注目が集まっているなか、今年は正統派メタルを奏でるライヴァル・バンドのミーン・ストリーク(fromスウェーデン)と共にこのヒブリアが大ブレイクすること間違いなしだ! なお、若手に手厳しい中高年メタラーには、アンドレ・マトス(アングラの元フロントマン)もヒブリアの才能に惚れ込み、すでに共演済み!というミニ情報をお伝えしておこう。メタルの未来を背負ったこのヒブリアを聴かずして、メタルをカタルべからず!

 

▼関連盤を紹介。

左から、ヒブリアの2008年作『Skull Collectors』(Remedy)、スティール・パンサーの2009年作『Feel The Steel』(Universal)、ミーン・ストリークの2011年作『Declaration Of War』(Black Lodge)、アンドレ・マトスの2009年作『Mentalize』(Azul)