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NEW OPUSコラム
公開
2011/03/23   15:08
更新
2011/03/23   15:08
ソース
bounce 329号 (2011年2月25日発行)
テキスト
文/池谷修一

 

NYのお祭りラテン・ファンク集団が日本に襲撃! 踊る準備はできてるかい?

 

ベネズエラ発、NY経由で抜群に根アカなラテン・グルーヴを繰り出しているロス・アミーゴス・インヴィシーブレスが3月に初来日! このタイミングで近作が日本盤化されたので紹介しよう。最新のミニ・アルバム『Not So Commercial』は2009年にラテン・グラミーを受賞した7作目『Commercial』(こちらも晴れて日本盤化!)のアウトテイク集。前作から2年経って、〈あんまり売れ線じゃないけどね……〉なんて粋なタイトルでまとめてくるあたり、彼ら一流のセンスと自信の表れがムンムン漂っている。冒頭の弾けるTバック讃歌“G-String”から掴みは最高。〈南米最高峰〉とホメられているラテン、ファンク、ディスコとロックとイージーリスニングの合体ぶりは『Commercial』よりもさらにタイトだ。

さらにもう1枚。どこか懐かしい和みがありつつ、すこぶる現在進行形──ルイ・ヴェガやディミトリ・フロム・パリを魅了してきた、そんな旨味の采配を振るうギターのホセ・ルイス・パルドが、ここにきてDJアフロ名義で初のソロ作『Free』を発表。スタイリッシュにアゲるハウスを軸に、腰を揺さぶる各種ブレイクスが満載だ。

 

▼文中に登場した作品を紹介。

左から、ロス・アミーゴス・インヴィシーブレスのニュー・ミニ・アルバム『Not So Commercial』、同2009年作『Commercial』、DJアフロのファースト・アルバム『Free』(すべてNacional/MUSIC CAMP)