2011年4月2日(土) / 3日(日)
バルセロナ発の音楽とメディア・アートの祭典が5年ぶりに東京で開催
Sonar──音楽/メディア/アートのメルティング・ポイント
94年にバルセロナで誕生し、最先端のエレクトロニック・ミュージックとメディア・アートが一堂に会するフェスとしていまや世界的な規模を誇る『SónarSound』。ロンドン、NY、サンパウロ、フランクフルト、シカゴほか、確かな足取りでブランド力を拡大するなか、日本版『SónarSound』が、5年ぶりに東京に帰ってくる。
2日間にわたり開催されるこの祭典。決定している出演者の並びには感嘆と頷きが同時にやってくる。まず初日のトピックは、蠢くビートと渦巻くコズミックドラマで未来のシーンを予見するフライング・ロータス。10年ぶりの新作を控え、次なる一歩に期待が膨らむ砂原良徳、そして最先端のさらに先を駆け抜ける池田亮司が、いよいよ「test pattern」のライブセットで登場する。さらにデビュー20周年にして新たな絶頂期を迎えるDJ Krush、大阪の地下から宇宙を経由してALTZが降りてくるのもありがたい。
2日目は、春にも新作の発表を控え、ポスト・エブリシングな超感覚ハードコアで全てをなぎ倒すバトルズを筆頭に、マン・ドライブ・トランスで世界へ突き抜けるROVO。さらに高木正勝、オープン・リール・アンサンブルらが登場し、メディア間をするりと縦横。加えてDJ BAKU、dot i/o、ダブ・ステップのオリジネイター、Kode9も登場する。
また、サイド・ステージで両日開催される『Red Bull Music Academy presenting SónarDôme』には、ドリアン・コンセプト、ハドソン・モホーク、トキモンスタら新世代の出演が決定しているところも注目だ。
以上、列挙するだけでエレクトリック・ミュージックのトレンドが連続し、その情報量にくらくらとした陶酔を覚えてしまうが、『SónarSound』は、そんな多方向に突き出すわがままな先端たちを衝突させることなく、美しく融解させることによりまったく新しいメディア磁場を提供してくれる。見えないものを聴き、聴こえないものを見に行こう。
SonarSound Tokyo 2011
2011/4/2日(土) 21:00開場 /22:00開演
3 (日) 13:30開場 / 14:00開演
会場:agaHa | Studio Coast
前売:¥7,250
当日:¥8,000
出演:
4/2(土)
FLYING LOTUS, 砂原良徳, MODESELEKTOR DJ-TEAM, DJ KRUSH, Ryoji Ikeda, Altz, AZZXSSS, DJ Scotch Egg, HUDSON MOHAWKE, bRUNA, AXEL BOMAN, Daisuke Tanabe, PATRICE BAUMEL, Masato TSUTSUI×Ametsub 他
4/3(日)
BATTLES, KODE9, DJ BAKU, ROVO, 高木正勝, SEEFEEL, OPEN REEL ENSEMBLE, dot i/o, DE DE MOUSE, DJ YOGURT, SABI, BFLECHA, TOKiMONSTA, DORIAN CONCEPT, LUNICE, sauce81, MWESLEE, Hiroaki OBA, Shuta Hasunuma、大竹伸朗、松武秀樹 他