世界のフロアをトリコにするボストンの新進ユニットからソウルフルな2タイトルが到着!
USモダン・ハウスのトレンドを切り拓く良質リリースの連発で、その一挙一動から目が離せないブルックリンのレーベル(にして、DJユニット名でもある)ウルフ+ラムとその周辺人脈。なかでも同レーベルのリエディット部門にて湯加減最高のイイ仕事を繰り広げ、その後もオリジナルやリミックスを重ねて着々と人気を集めてきたDJデュオ、ソウル・クラップの活躍は目覚ましい。
地元ボストンをベースに、いまやベルリンのウォーターゲートやロンドンのファブリックといった大箱からも引っ張りだこだという彼ら。その初めての公式ミックスCDとなる『Soul Clap: Social Experiment 002』には、ウルフ+ラムはもちろん、ダブル・スタンダードやNo.19といった新興レーベルの音源を中心に、ハウス最先端を担う若手プロデューサーの最新トラックをズラリと並べられており、ミニマルからメロディアスへと流れ込みながらジワジワと身体に馴染むような展開は、〈ずっと飽きずに聴いて揺れていられる〉クラブでいちばん陥りたいアノ感覚そのものだ。なお、!K7による〈DJ-Kicks〉の最新作では、彼らと本丸ウルフ+ラムの競演も味わえるので、こちらもチェックを!
▼文中に登場した作品を紹介。
左から、ソウル・クラップのミックスCD『Soul Clap: Social Experiment 002』(No.19/OCTAVE)、ウルフ+ラムとソウル・クラップのミックスCD『DJ-Kicks: Wolf + Lamb vs. Soul Clap』(!K7/OCTAVE)