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NEW OPUSコラム
公開
2011/07/06   16:00
ソース
bounce 333号 (2011年6月25日発行)
テキスト
文/佐藤大作

 

現行ディープ・ハウスを盛り上げる夫婦道!?

 

US地下でふたたび盛り上がりを見せるディープ・ハウス・シーンで現在もっとも熱いのはコネティカット発の新興レーベル、アンダーグラウンド・クォリティ周辺で間違いないだろう。ここから発せられる初期シカゴ〜デトロイトの伝統を継承したシンプルでラフな作りのトラックは、時には執拗なまでのハメ技を駆使し、音数の少なさゆえに際立つ漆黒のグルーヴ。現場を通じて繋がった地下コネクションは、いまではベルリン勢をはじめとする欧州人脈にも広がりを見せ、熱心なハウス・フリークを虜にしているのだ。

さて、そのアンダーグラウンド・クォリティ主宰者であり、シーンの立役者として注目を浴びるDJジャス・エドと、その奥方であり自身も注目レーベルのブー・マコを主宰するジェニファ・マヤンジャの2人が時を同じくしてそれぞれアルバムをリリースした。玄人受けする渋い味わいを湛えたサウンドを発信するこの界隈の面々が、あくまで〈地下臭さ〉を失わずに一歩前へと注目を浴びる機会が巡ってきたようだ。聴くならいま!

▼文中に登場した作品

左から、DJジャス・エドのファースト・アルバム『Vision Dance』(mule electric)、ジェニファ・マヤンジャのニュー・アルバム『Woman Walking In The Shadows』(Bu-Mako)

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