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ミドリカワ書房――まるで、のび太とジャイアンのような……?

連載
bounce編集部のイマココ。
公開
2011/08/03   23:22
更新
2011/08/03   23:22
テキスト
文/土田真弓

 

ミドリカワ書房_イマココ1

 

先週末のお話になりますが、
自称〈J-Pop界の無頼派〉=ミドリカワ書房さんの
インストア・ライヴへ行ってまいりました。

7月にリリースされたメジャー復帰第一作『愛にのぼせろ』は、
ピュアで正直すぎるがゆえにイビツな愛の物語を
ちょっとどうかと思うほどにポップなバンド・サウンドに乗せて
描き切った作品ですが(詳細はこちらのインタヴューで)、
この日のステージも「泣かすぞ」と思って歌詞を書いたという“君は僕のものだった”
(彼女を録ったヴィデオを別れた後も観続ける男性が主人公)をはじめ、新作から全8曲を披露。

 

ミドリカワ書房_イマココ2

 

さらに中盤では、上述の作品のなかで数曲コラボを行っている
GOING UNDER GROUNDの松本素生さんも登場し、
「GOING UNDER GROUNDでやろうと思っていた曲をミドリカワさんにあげた」(松本さん談)
という“魔法にかけて!”などをセッション。

さらにさらに、ライヴ後は松本素生さんとミドリカワ書房さんによるトークショウという
てんこ盛りなイヴェントでございました。

レコーディングのときのミドリカワさんは借りてきた猫のようで、
作業中は5言ぐらいしか話さなかったそうですが、この日のトークも終始、
松本さんが話を振る→ミドリカワさんがぎこちなく答えるといった形式で進んでいたように思います。

 

ミドリカワ書房_イマココ3

 

ちなみに、このイヴェントはニコニコ動画で生中継されておりまして、
後日、そのことに関するオフィシャルのコメントには

「“魔法にかけて!”の歌詞を間違えましたが(このとき、松本さんは苦笑いしていた)、
あれは生中継で緊張していたわけではなくいつものポカです。
トークコーナーで松本さんと飲みに行く約束をしましたが、
本当に行くことになるのかどうか、いまからドキドキしています」

とありましたが、確かにトーク時間があと3分(30秒だったっけ?)しかないという状況で、
松本さんが唐突に「明日飲みに行こう!」と誘っておりました。

で、誘われたミドリカワさんは「えっ? 明日? ……行きましょう……」と
乗り気なんだかどうなんだかわからない、人見知り全開の反応だったわけですが、
この日の二人の位置関係がいちばんわかりやすいと思われるのは、
退場間際に松本さんが放った以下のセリフではないかと。

「どうせ、(客席からは)ジャイアンとのび太的に見えてるんでしょ」。

この日に集まったお客さん、全体的におとなしい雰囲気の方が多かった気がしますが、
このときだけは「ああ~……(同意)」と口々に声が上がっていたのが印象的でした。

当日のニコニコ動画での映像は8月5日(金) 23:59まで視聴可能のようです。
プレミアム会員の方は事前予約がなくても視聴できるとのことですので、
生中継が観れなかった方は、ぜひチェックを。

では、最後にセットリストです。

 

ミドリカワ書房 @ タワーレコード渋谷店B1F〈STAGE ONE〉 セットリスト

1. グッドモーニング
2. 銭湯の思い出
3. 君は僕のものだった
4. 魔法にかけて!
5. また明日
6. 片想われ
7. 熱海

―アンコール―

8. I am not a mother