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BIG CHOCOLATE

連載
NEW OPUSコラム
公開
2011/11/22   18:10
更新
2011/11/22   18:10
ソース
bounce337号(2011年10月25日発行号)
テキスト
文/青木正之


フロアにデス・メタルを持ち込んだのは誰だ?

 

いまラウド・ロック畑のアーティストがダンス・ミュージックの世界で攻勢をかけている。元フロム・ファースト・トゥ・ラストのソニー・ムーアによるエレクトロ/ダブステップ・プロジェクト=スクリレックスがもっとも有名だが、彼に続きブレイク必至なのがデス・メタル・バンド、ディスフィギュアリング・ザ・ゴッデスのフロントマン=キャメロン・アルゴンによるビッグ・チョコレートだ。

ダブステップ、ドラムンベース、エレクトロ、フィジェット・ハウスを丸呑みした彼の特徴は、ヘッドバンギングを促すメタル譲りのドラム・ワークや歪みきったベース、そして尋常でない放出量のエナジー! その驚異のサウンドはこれまでの配信音源をまとめた編集盤『Hilion+Shacka Brah』でぜひチェックを。さらにキャメロンはミッチ・ラッカー(スーサイド・サイレンス)とのユニット、コミッショナーとしても活動していて、新作『What Is?』ではダブテップにインダストリアルとデスコアをプラスした過激なサウンドを標榜。グチャッとした音塊のインパクトはあまりに強烈だ!

 

▼関連盤を紹介。

左から、ビッグ・チョコレートの日本編集盤『Hilion+Shacka Brah』(TRIPLE VISION)、コミッショナーのニュー・アルバム『What Is?』(Flab Slab/TRIPLE VISION