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LUCIANO

連載
NEW OPUSコラム
公開
2011/08/31   16:35
更新
2011/08/31   16:35
ソース
bounce 335号 (2011年8月25日発行)
テキスト
文/カシワサン

 

来日を目前に控えた〈メッセンジャー〉から、嬉しい贈り物が届きましたよ〜!

 

古くは90年代にエクスターミネーターからヒットを量産し、ラスタ・ムーヴメントの一端を担ったシンガー、ルシアーノ。そのメッセージ性の高いリリックから〈メッセンジャー〉との愛称で親しまれているヴェテランが、今年9月にジャパン・ツアーを決行する。ここでは来日前にマストで押さえておきたい新作2枚を紹介しよう。

まず、『Rub-A-Dub Market』はコンシャスな歌モノに定評のあるオーストリアのアイリー・ヴァイブレーションズが制作。ワンドロップやミディアム中心の内容で、生演奏を基調にじっくり丁寧に作り込まれた重厚な作品だ。もう一方の『Reggae Music』はレゲエ・ファンなら一度は耳にしたことのある名曲ばかりを取り上げた、日本限定リリースのカヴァー集。少しオリジナルを意識しすぎた(?)歌い口が耳に残るピーター・トッシュの解禁ソング“Legalize It”ではHome Grownがバッキングを務め、“In This Together”のセルフ・リメイクではCHOZEN LEEやRYO the SKYWALKER、BOXER KIDが駆けつけるなど、日本人アーティストとの豪華コラボも楽しめる。現場で思いっきりはしゃぐためにも、ちゃんと聴き込んでおかなきゃね!

 

▼本文中に登場した作品を紹介。

ルシアーノのニュー・アルバム『Rub-A-Dub Market』(Groove Attack)、ルシアーノの来日記念盤『Reggae Music』(Ya-low)