アーティストが各テーマに沿ったお皿(CD)を紹介する連載! プラスティック トゥリーは、メンバー4人が交代で今昔名盤夜話をお届けします。第12回の担当は佐藤ケンケン!!
[ 今月の夜話盤 ] SCREAMING HEADLESS TORSOS 『1995』 Fuzelicious Morsels
ドラムスの佐藤ケンケンです。
今回は、まだ地元・長崎にいた頃に出会ったこの皿の紹介をしてみます。
ジャケットは、正直〈なんか怖い……〉って思ったとですけど、
いま振り返ると聴き込んでよかったです(笑)。
名前の長いこのバンドといえば、
クロスオーヴァーなギタリストのデヴィッド・フュージンスキー、
ヨーデル・ヴォーカルのディーン・バウマンが、
ファンクなリズム隊と絡んで独特な世界観をみせてくれてます。
独特すぎて、出会った当時〈なんだろー、このジャンル〉って考えてたような気がします。
レゲエ、ファンク、ラテン、ジャズ系のギタリストらしい音作り、
フュージョンっぽいリフやユニゾンなどなど、
改めて書き出すと、やっぱり盛りだくさんすぎますね。
ライヴでも、それを見事に表現しているところが驚きやったりもします。
しかも、このアルバムのドラムは……大尊敬するあの……ジョジョ・メイヤーが叩いとるんです!
これは感動ですよ!
運命の出会いやと思いました。
ただ、このバンドは聴く人によって好き嫌いが激しいみたいですね。
まず一度、盤を手に取って音に触れてみてほしいです。
同じ衝撃を受けたい方は、ぜひ。
PROFILE/プラスティック トゥリー
有村竜太朗(ヴォーカル)、長谷川正(ベース)、ナカヤマアキラ(ギター)、佐藤ケンケン(ドラムス)から成る4人組ロック・バンド。4形態のニュー・シングル“静脈”(FlyingStar)のリリースを2月29日に控える彼らですが、そのスポット映像が2月3日まで渋谷のセンター街/公園通りのテレヴィジョンで放映中! さらに3月からは春の全国ツアー〈青の運命線〉がスタートし、ファイナルは4度目の日本武道館公演〈テント(3)〉で迎えますよ! そんな4人の最新情報についてはオフィシャルサイトをご覧ください。