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LOW END THEORY

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NEW OPUSコラム
公開
2012/03/07   00:00
更新
2012/03/07   00:00
ソース
bounce 341号(2012年2月25日発行号)
テキスト
文/出嶌孝次


待望の来日ツアーも間近! LAの先鋭的なパーティーから関連作が一気に到着!!



LAシーンの要人ダディ・ケヴが2006年にスタートして以来、イヴェント自体の盛り上がりはもちろん、多くの新進クリエイターが世に出るきっかけとしても重用視されているパーティー、〈Low End Theory〉。レジデントを務めるのはケヴとノーバディ、ガスランプ・キラー、D・スタイルズ、ノーキャンドゥの5名。フライング・ロータスの台頭に前後してさまざまな才能を輩出している同地の、肥沃なバックグラウンドとなるのがまさにこのパーティーの多様性なのだ。そして、過去3回の来日ツアーを行い、昨年3月には〈Low End Theory Japan Benefit〉を現地開催するなど日本とも縁深い彼らが、この3月に4度目の日本上陸を果たす!

ということで、ここでは一気にリリースされる関連3タイトルを紹介しよう。まずはその名もズバリなコンピ『Low End Theory Japan Compilation 2012』。今回の来日メンバーに名を連ねるサムアイアムとノサッジ・シングをはじめ、レジデント陣やラスG、フリー・ザ・ロボッツ、まだ名の知れていない若手まで、実験性と肉体性を兼ね備えた刺激的なビートが集められている。ほぼ全曲が初CD化音源だというのも快挙だろう。

続いてはビルド・アン・アークやターン・オン・ザ・サンライト名義の作品でもお馴染みのカルロス・ニーニョが、多くの〈フレンズ〉を招いて作り上げた新作『Aquariusssssss』。同名義の前作と同じく新旧の録音素材をエディットしたもので、ニューエイジ的な清々しさに溢れたアンビエント・アルバムになっている。デイデラスやミゲル・アトウッド・ファーガソン、テニスコーツの植野隆司らも参加。

そして最後は、上述のコンピにも楽曲がピックアップされている新進ビートメイカー/ラッパー、ジョンウェインの『Oodles Of Doodles』。彼は実際に〈Low End Theory〉でデモ音源を配ったことで界隈の注目を集めたのだそうで、まさに〈Low End Theory〉チルドレンを地で行く逸材だと言えよう。今回登場するのは、限定生産ですぐに売り切れた自主盤『Doodles』と、同時期に作られていた音源集『Oodles Of Doodles』をパックした2枚組仕様。これがまたマッドリブやディラ以降のジャズ・ヴァイブやロータス軍団にも近いアブストラクト系まで多才ぶりが全開になっていて驚かされる。それらはいずれもインストだが、現在はストーンズ・スロウで自身のラップ・アルバムも制作中とのことで、そちらも楽しみだ……と、以上3品、どれもマストってことで。



▼〈Low End Theory Japan 2012〉に登場するアーティストの作品を一部紹介。

左から、サムアイアムの2011年作『Sam Baker's Album』(Brainfeeder)、ノサッジ・シングの2009年作『Drift』(Alpha Pup)

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