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SHIFT IV NISSAN CM TRACKS

連載
SPECIAL FEATURE
公開
2012/03/07   14:00
更新
2012/03/07   14:00
テキスト
文/ダイサク・ジョビン


nissan



洋楽の名曲からエクスクルーシヴでスペシャルな楽曲まで、他とはちょっと違うセンスによる選曲で話題を呼ぶことが多い日産のCM。多くの視聴者に〈この曲誰の!? 一曲まるまる聴いてみたい!!〉と思わせることの多い、そんなCM使用楽曲を一枚にパッケージしたシリーズ・コンピ最新作が登場! ということで、コンピの全容から収録楽曲までを詳しく紹介!!


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VARIOUS ARTISTS 『SHIFT IV NISSAN CM TRACKS』



日産のCMで使用された楽曲から、選りすぐりの楽曲を集めたコンピ・シリーズ〈SHIFT〉。CMで耳にして気になっていた曲たちを一枚で聴くことができる気軽さ&便利さから、毎回幅広いリスナーから支持を受ける人気シリーズだが、今回はその第4弾が待望のリリース。DJの軽快なトークやオリジナルのジングルを挟んだ、アメリカ西海岸を連想させる架空のFM局によるプログラム仕立てで、〈時間も空間も、人も思いも 音楽は全てを繋ぐ〉をテーマにピックアップされた15曲がノンストップのDJ形式でプレイされるという、ドライヴにはもってこいの楽しい内容となっている。収録されているのは洋楽のスタンダードから最新のJ-Popまで、時代やジャンルを超えた名曲揃い。実際のドライヴのBGMとしてはもちろん、聴いているだけでワクワクした楽しい旅行気分が味わえる一枚。



収録の全15曲、個別レヴュー



※カッコ内はCMの(オンエア年/車種)


01. GET UP AND DANCE/スチャダラパー(2011年/ジューク)

ヒップホップの定番ネタであるファンク・バンド、フリーダムの同名曲を使った日本のヒップホップ・ユニット、スチャダラパーによる人気パーティー・チューン。スカパラによるファンキーなホーンや、LB Nationのメンバーによるマイク・リレーもユニークで楽しい、ひたすら楽しくノリのいい名曲で、大勢の若者がジュークの周りで次々と楽しそうにダンスを披露する映像ともマッチしていた。94年リリースのミニ・アルバム『スチャダラ外伝』に収録。

 

02. Last Love Letter/チャットモンチー(2009年/キューブ)

いまや日本を代表するロック・バンドとなった彼女たちの2009年にリリースされたシングルで、 〈会って話そう、つながろう〉というメッセージを伝えるプロジェクト「MTV meetalk with NEW NISSAN cube」のCMソングに抜擢、本人たちも出演して話題となった。彼女たちの持ち味であるソリッドかつラフなバンド・サウンドと切なく美しいメロディー、そして美醜を超えた人と人との愛の形をストレートに伝える歌詞が心を打つナンバーで、2012年にリリースされたベスト・アルバム『チャットモンチー BEST~2005-2011~』にも収録。

 

03. サンシャイン・ラヴ/オリアンティ(2010年/ジューク)

〈ROCK’N’SMALL〉というネオンサインや、ジュークが夜の街をソリッドにすり抜けていく映像のバックで印象的に流れていた、カッコいいハード・ロッキンなギター・サウンドは、マイケル・ジャクソンのツアー・ギタリストにも抜擢されて話題を集めたオリアンティによるもの。同曲は、エリック・クラプトンが率いた伝説的ロック・バンド、クリームの代表曲であるロック・クラシックのカヴァーで、大ヒットしたデビュー・アルバム『ビリーヴ』に、新曲を追加して2010年にリリースされたリニューアル・アルバム『ビリーヴII』に収録。

 

04. シーズ・オブ・ラヴ/ティアーズ・フォー・フィアーズ(1993年/シルビア)

80年代のMTV全盛期に活躍、“Shout”“Everybody Wants To Rule The World”など次々とワールドワイドな大ヒット曲を放ったUKの人気ユニットが、89年にリリースしたこちらも大ヒット・シングル(同年に発表されたサード・アルバム『The Seeds of Love』に収録)。ビートルズの〈サージェント・ペッパーズ〉風味のサイケデリックなポップ・ナンバーで、彼ら独特のウェットな質感を持ちつつ繊細で美しいメロディーがグッとくる名曲。93年のCMオンエア当時、〈かあちゃん、許して〉と聞こえる〈空耳ソング〉としても話題を集めた。

 

05. 甘い生活~La dolce vita/RIP SLYME(2011年/ラフェスタ)

涼しげなアコースティック・ギターによるボサノヴァ・テイストと、70’sヨーロッパ・サントラ風のコーラス&フルート使いのアレンジが印象的な、曲名どおりスウィートでポップな仕上がりのこのナンバーは、人気ヒップホップ・ユニットが2011年にリリースしたアルバム『STAR』に収録されたもの。CMではイケてる旦那=略して〈イケダン〉として、女優の井川遥と共にメンバーが出演したヴァージョンもあり。

 

06. 風と未来/いきものがかり(2010年/セレナ)

大人気ポップ・ユニットによる、この春風のように爽やかで明るくキャッチーなナンバーは、このCMのために書き下ろされたもの。ポジティヴな歌詞に力強いメロディー、そして口笛やハーモニカも効果的に使用されたこの曲が、鮮やかな緑の山道を家族でドライヴする爽やかな映像ととてもマッチしていて印象的だった。2010年にリリースされたベスト・アルバム『いきものばかり~メンバーズBESTセレクション~』に収録。

 

07. 今夜はブギーバック/TOKYO No.1 SOUL SET+HALCALI(2009年/キューブ)

宇川直宏制作による赤塚不二夫のキャラが総登場する映像と共に強いインパクトを放ったのが、小沢健二とスチャダラパーのコラボレーションとして94年に発表されて大ヒットした曲の、エレクトロニックなサウンドと女子ヴォーカルによる大胆な解釈のカヴァー。このCMのためにスペシャル・コラボとして制作された曲だが、オンエア開始から問い合わせが殺到したことから後にシングルとしても発表された。

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