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BATTLES

グロスをドロップしてドロスにグロップした、敏腕リミキサーたちの作品を紹介しましょう!――(1)

連載
360°
公開
2012/04/11   00:00
更新
2012/04/11   00:00
ソース
bounce 342号(2012年3月25日発行)
テキスト
ディスクガイド/山西絵美


GUI BORATTO 『III』 Kompakt(2011)

冒頭を飾る“Wall Street”を担当したのは、サンパウロで生まれたこちらの新世代ミニマル・テクノ・クリエイター。原曲の躍動感はそのままに、本作でも幅を利かせていたメランコリックな生音を散りばめて、ドラマティックかつビューティフルに仕上げております。

 

THE FIELD 『Looping State Of Mind』 Kompakt(2011)

続いての“Sweetie & Shag”もコンパクトの代表選手が調理。過去にドラマーのジョンを作品に招くなど相性の良さはすでに立証済みですが、それにしたってループの波状攻撃によって、前作『Mirrored』に収録されていても違和感のないような一曲を上げてくるとは!

 

THE ALCHEMIST 『Rapper's Best Friend 2』 Decon(2012)

90年代からモブ・ディープらをプロデュースし、昨年もカレンシーやオー・ノーとのコラボなどで大忙しだったこの男は“Futura”をピック! 硬質なビートと不穏なウワ音にクラッときたら、登場したばかりのこのインスト集も併せて確認してみてください。

 

SHABAZZ PALACES 『Black Up』 Sub Pop(2011)

サブ・ポップ初のヒップホップ・アクトとして話題を呼んだ、ディガブル・プラネッツのバタフライによるプロジェクト。彼の手掛ける“White Electric”は、ダブステップ〜インディー・ダンス好きを刺激した本作のモコモコ感をギュッと凝縮したような一曲に。

 

KODE9 & THE SPACEAPE 『Black Sun』 Hyperdub(2011)

ベース・ミュージック界をリードするハイパーダブの主宰者は、トライバルなギター・フレーズを活かしながら、“Africastle”を疾走感抜群のUKファンキーにリメイク。フロア・ヒットした本作のタイトル曲と、どこか似た雰囲気がありますね。

 

KANGDING RAY 『OR』 Raster-Noton(2011)

昨年末に初来日したベルリン在住のデヴィッド・ルテリエによるソロ・ユニットは、程良く実験的な装飾を音に施しながら、メタリックなビートを走らせていく“Toddler”を提供。その重々しいサウンドに、ラスター・ノートンらしさがしっかりと出ています。

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