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BLACK JAZZ

連載
NEW OPUSコラム
公開
2012/05/23   00:00
ソース
bounce 344号(2012年5月25日発行)
テキスト
文/金 雄大


名盤のリイシューに合わせて、DJ Mitsu the Beatsのオフィシャル・ミックスが登場!



〈黒人による黒人のためのジャズ〉を追求したブラック・ジャズ・レコーズ。70年代初頭の5年ほどしか運営されなかったにも関わらず、残された20枚のアルバムが現在の音楽シーンに与えた影響は計り知れません。そんなレーベルの音源がこのたびリイシューされました。しかも、DJ Mitsu the BeatsによるミックスCD『SOLID BLACK』まで登場です。というわけで、ルーツであるジャズに触れてこなかったヒップホップ・リスナーにこそ、この機会にぜひ聴いていただきたい!……と書いている僕自身、〈ジャズ〉っていうと敷居の高いイメージで、あんまり聴いたことがなくて(てへぺろ)。でも、ダグ・カーンのドス黒いソウル・ジャズ曲から続くヘンリー・フランクリンのスピリチュアルなベースラインに導かれ、開始早々にまんまとハマってしまいました。J・ディラあたりの音が好きならド真ん中。ファンクを感じる、ソウルを感じる漆黒の音世界! どうしていままで聴かなかったのかと大反省中です。



▼このたびリイシューされたブラック・ジャズ作品を一部紹介。

左から、ダグ・カーンの71年作『Infant Eyes』、ヘンリー・フランクリンの72年作『The Skipper』、ジーン・ラッセルの71年作『New Direction』(すべてBlack Jazz/Snow Dog/OCTAVE)