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真夏の夜のJAZZ in HAYAMA 2012

カテゴリ
EXTRA-PICK UP
公開
2012/07/03   13:11
ソース
intoxicate vol.98(2012年6月20日発行号)
テキスト
text:押塚岳大(タワーレコード本社)

山中千尋&稲垣潤一(2011年)

ゆったりと観られる、大人の夏のビッグイヴェント

「真夏の夜のジャズ」と聞けば1958年のニューポート・ジャズ・フェスティヴァルを誰もが連想することと思う。セロニアス・モンク、ジェリー・マリガン、ジミー・ジュフリーらのごっつい演奏、アニタ・オデイの素晴らしい歌唱を着飾った紳士淑女が楽しんでいる様子、《ブルー・モンク》に乗せてニューポートのヨットレースの模様が流れるのも印象的な映画だが、その名を冠したジャズ・フェスティヴァルが昨年より、日本ヨット発祥の地といわれる葉山で行われている。

昨年の出演者は小曽根真、山中千尋、大西順子らゴリゴリのジャズメンに稲垣潤一、Crystal Kay、青山テルマといったジャズに絡めるポピュラー一線の歌い手が絡む、音楽内容も実にゴージャスな一夜だった。

葉山マリーナというロケーションは、停泊中のヨットの上で船上パーティーをしながらライヴを楽しんでいる人々も景観の一部のようになり、かなり特別な空間として音楽のよりいっそうの輝きを演出していた。

今年は昨年の大好評を受け2夜連続、それぞれ趣向を替えて行われる。「Friday Crossover Night」と銘打った初日はまさに、フュージョン世代にはたまらない一夜となる。シャカタクに加え、村上“ポンタ”秀一~高中正義~斉藤ノヴのコラボをあの雰囲気で楽しめたら、きっと諸兄には80年代の色んな事が蘇ってくるに違いない。

2日目最終日のキーワードはジャズ。ここでもスペシャルな演出が凝らされ、ハクエイ・キムとCrystal Kay、PONTA BOXと八代亜紀、やはり昨年好評だった山中千尋と稲垣潤一のコラボの再演が現在ラインナップされている。

まだ暑さの残る午後4時の開演後、よく冷えたビールとワインで喉を潤しながら、本物のジャズ・アーティストの〈お祭り〉としてエンターテインメント要素を強めた、しかし、本物の演奏が楽しめるこのロケーションは他にない。ゆったりと観られる大人のフェスとしての魅力に溢れているこの夏のビッグイヴェントを、ぜひ体験して欲しい。

『真夏の夜のJAZZ in HAYAMA 2012』  

7/27(金)~Friday Crossover Night~
シャカタク、村上“ポンタ”秀一 meets 高中正義 with 斉藤ノヴ
レ・フレール、斎藤圭土、樹里からん、サラ オレイン
7/28(土)~Saturday Jazz Night~
山中千尋 with Special Guest 稲垣潤一
PONATA BOX with Special Guest 八代亜紀
ハクエイ・キム with Special Guest Crystal Kay and more!!

会場:葉山マリーナ 特設ステージ
http://www.um-jazzfes.jp

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