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ceroのcontemporary exotica records online(第4回)

連載
皿えもん
公開
2012/09/20   18:20
更新
2012/09/20   18:20
テキスト
文/髙城晶平(cero)


アーティストが各テーマに沿ったお皿(CD)を紹介する連載! ceroのメンバーが考える〈エキゾ〉なディスクを紹介します! 第4回は髙城晶平(ヴォーカル/ベース/ギター)のエキゾ盤!



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VIDEOTAPEMUSIC 『7泊8日』 NEWVIDEO



最近はようやくceroのセカンド・アルバム『My Lost City』の制作も一段落して、このタイミングで2匹目の猫を飼いはじめました、髙城です!

実は今回の原稿、3回目の書き直しで……(涙)。
というのも、1回目に書いたゲギー・ター、2回目に書いたラテン・プレイボーイズと、どちらも廃盤になっているのでボツとのこと。これらの名作がリイシューされることを切に願います……!

ということで途方に暮れてるんですが……せっかくなので、この原稿を書いた日に行われた友人・VIDEOTAPEMUSICのリリース・パーティーが素晴らしかったということで、彼の最新作『7泊8日』を紹介しちゃおうと思います。

僕が彼のパーティーに参加して思ったことがいくつか。
僕たちceroやとんちれこーど(片想いやホライズン山下宅配便などによる音楽集団)、Alfred Beach Sandalとかと、PAN PACIFIC PLAYAの面々ややけのはらさん、DORIANさんらクラブ界隈の方々とを繋ぐターミナルとして、ビデオくんの音楽は掲げられつつあるんじゃないかなってのがひとつ。
さらにそれによって、普段クラブに行かない人々や、あるいはクラブには足繁く通うけどライヴハウスにはめったに行かないって人とが、同じフロアでいっしょくたになってる、ってのがもうひとつ。

つまりは最高におもしろい空間が、VIDEOTAPEMUSICを中心に出来上がりつつあるように、僕には思えたんです。

VHSを駆使して、映画を観ているかような気分にさせてくれるのがビデオくんのライヴの持ち味だけど、最近の彼のオーガナイズするパーティーにはスクリーンのなか以上に映画的で、グッとくる光景が転がりまくっています。

このアルバムを聴いてみて良いなと思ったら、一度彼のパーティーに出かけてみてはいかがでしょう?
踊り慣れてない人々もたくさんいて、結構安心できる集まりになってますよ(笑)!!



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髙城晶平(ヴォーカル/ベース/ギター)、橋本翼(ギター/クラリネット)、荒内佑(キーボード/ベース)から成る3人組。2004年に結成され、都内を中心にライヴ活動を行うなか、2008年のコンピ『細野晴臣 STRANGE SONG BOOK -Tribute to Haruomi Hosono 2-』収録の鈴木慶一“東京シャイネスボーイ”へ演奏で参加したほか、同年の『にほんのうた 第二集』にて“青い眼の人形”のカヴァーを提供。2011年にファースト・アルバム『WORLD RECORD』をリリース。そしてついに、10月24日にニュー・アルバム『My Lost City』(KAKUBARHYTHM)のリリースが決定! 予約はコチラからどうぞ。そのほか、〈KAKUBARHYTHM 10years Anniversary Special〉などへの出演が予定されています。さらに詳しい情報はコチラへ!!