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Wienners・玉屋のGREAT JOURNEY 2060%(第2回)

連載
皿えもん
公開
2012/12/14   19:00
更新
2012/12/14   19:00
テキスト
文/玉屋2060%(Wienners)


アーティストが各テーマに沿ったお皿(CD)を紹介する連載! Wiennersの玉屋2060%は、とにかくどこか遠くに連れてってくれる音盤をセレクトします!! 第2回は北インド編――クリスピアンと行く! 北インド10週間の旅



玉屋のGREAT JOURNEY 2060%(第2回)



KULA SHAKER 『K』 Columbia



ブリット・ポップの貴公子、クーラ・シェイカーのファーストアルバム。
大ヒット・シングル“Hey Dude”はわれわれWiennersのライヴSEでも使用させてもらってます。

ウネって波打つグルーヴから漂うちょうどいい具合の気怠さ、ちょうどいい具合のサイケデリック感が、日本にいながらまるでヒッピーにでもなったかのようにアジアへとトリップさせてくれます。

実際ヴォーカルのクリスピアン・ミルズはインド旅行の際に仏教やヒンドゥー教などの東洋哲学に深く感銘を受けたらしく、(ほぼ全編に渡って)歌詞にマントラが引用されている曲もあったり。

朝もやのかかったインドはベナレスでビリー(インドの安いタバコ)をくゆらせ、ダシャーシュワメート・ガートへと歩きながらこの曲を聴きたいもんですな。



PROFILE/玉屋2060%



2007年に結成された4人組ロック・バンド、Wiennersのヴォーカル/ギター担当にしてメイン・ソングライター。2010年にファースト・アルバム『CULT POP JAPAN』を発表し、以降は2011年にミニ・アルバム『W』、2012年にシングル“十五夜サテライト”、セカンド・アルバム『UTOPIA』(wns)とコンスタントにリリースを重ねながら、今年はでんぱ組.incに楽曲提供も。また直近では、TGMXのキャリアを振り返るCD+書籍「TGMXの音楽関係」に『CULT POP JAPAN』収録の“Idol”がコンパイルされている。その他、今後のライヴ情報などはオフィシャルサイトをチェック!!