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第46回――ブラック・ヴェイル・ブライズ

連載
OSHIETAL
公開
2013/02/04   14:00
更新
2013/02/04   14:00
ソース
bounce 351号(2012年12月25日発行)
テキスト
文/山口コージー

 

 

年末年始も休まずヘドバン!な鋼鉄連載〈OSHIETAL〉。今回は近い将来トップ・バンドの仲間入りを果たすであろう、大注目のブラック・ヴェイル・ブライズ(BVB)をオシエタル! 2006年にオハイオで結成された彼らは、2010年に『We Stitch These Wounds』でアルバム・デビューを飾る。当時はわりと平凡なポスト・ハードコア・バンドとして活動していたが、ユニバーサル傘下のラヴァに移籍すると、2011年の2作目『Set The World On Fire』でグラム・メタル路線に思いっきりシフト。全米17位を記録するなど知名度も徐々に上げていき、その後〈V-ROCK FESTIVAL〉への参戦もあって日本でも一目置かれるようになる。そんななか、このたびジョン・フェルドマンをプロデューサーに迎え、サード・アルバム『Wretched And Divine: The Story Of The Wild Ones』を完成させたのだ。

キッスやモトリー・クルーからの影響が色濃い派手なサウンド(&衣装)はそのままに、活動初期の荒々しさも取り戻していて、そのバランスがめちゃくちゃイイ! ストリート感を残したアリーナ・ロックとでも表現すべきか。とにかく、マーダードールズやアヴェンジド・セヴンフォールドにもまったく引けを取らない楽曲に思わずのけぞってしまったわけだ! 凄すぎるぞ、BVB! この新たな鋼鉄名盤を聴かずして、2013年のメタルをカタルべからず!

 

▼関連盤を紹介。

左から、ブラック・ヴェイル・ブライズの2011年作『Set The World On Fire』(Lava)、キッスの2012年作『Monster』(Mercury)、モトリー・クルーの81年作『Too Fast For Love』(Leathur/Elektra)、マーダードールズの2010年作『Women And Children Last』(Roadrunner)

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