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UK FOLK

連載
NEW OPUSコラム
公開
2013/03/14   16:19
更新
2013/03/25   00:30
ソース
bounce 352号(2013年2月25日発行)
テキスト
文/山口智男


いま聴かずしていつ聴くんだ!?



マムフォード&サンズの世界的なブレイクも手伝って、大きな注目を集めることとなったUKフォーク・シーン。そんな状況を追い風に、さっそく聴き逃せない2組が日本デビューを飾ったので紹介しよう。まず、キャバレー・ショウを思わせるライヴが人気だというベロウヘッドは11人編成の大所帯バンド。本国のインディー・チャートでNo.1を獲得した4枚目のニュー・アルバム『Broadside』には、ニューオーリンズ・ブラスバンドやスカの要素を交えながらブリティッシュ・トラッドを我流に解釈したような、ダイナミックな楽曲が並んでいる。

お次のカトリーナ(フィドル)とジェイミー(ギター)から成る男女デュオ、ギルモア&ロバーツはフェアポート・コンヴェンションとのツアー経験もある若手の実力派。3作目となる『The Innocent Left』では、ケルト音楽色の強いサウンドに絶妙の匙加減で加えたポップなアプローチが光っている。そのあたりは、エド・シーラン仕事で知られるジュリアン・シモンズをプロデューサーに迎えた影響か。いずれにせよ、シーンの充実ぶりを物語るこの2組にぜひ注目を。



▼文中に登場した作品。

左から、ベロウヘッドのニュー・アルバム『Broadside』(Navigator/BSMF)、ギルモア&ロバーツのニュー・アルバム『The Innocent Left』(Navigator/BSMF)