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【第17回】――Dorothy Little Happy

Negiccoの2013年……さらなる上昇を予見させる一撃!!

タグ
女性アイドル
連載
ZOKKON -candy floss pop suite-
公開
2013/02/13   18:00
更新
2013/02/13   18:00
ソース
bounce 352号(2013年2月25日発行)
テキスト
文/ピ~ス!久保田

 

 

前作“あなたとPop With You!”から8か月。恋しさ募ってきたところでNegiccoからニュー・シングル“愛のタワー・オブ・ラヴ”が届けられました。今年7月には結成10周年を迎える彼女たちですが、山あり谷ありだったアイドル人生も、ここ最近は昇る一方。めざす山をどんどん高くしているわけですけど、そんな3人が今回パートナーに迎えたのは、NONA REEVESの西寺郷太(他者の作詞/作曲/編曲のすべてを手掛けることは珍しい!)。これまでNegicco作品の大半を手掛けてきたconnieがNONA REEVESの大ファンということもあり、Negicco作品にもそれらしきニュアンスがさりげなく練り込まれていたこともあるわけで、そういう意味で今回のコラボは、まったく異なる血を注いで新たなスタイルを模索するのではなく、connieが作り上げてきた〈Negiccoイズム〉をさらにスケールアップさせることによってより多くのリスナーにNegiccoを届けたいという思いから始まったものなのだ。

そんな“愛のタワー・オブ・ラヴ”は、西寺いわく〈純粋にカッコイイ〉〈攻めてる〉〈大きなホールでのライヴやクラブでめっちゃ盛り上がる〉をテーマに制作されており、中低域もがっつりと利かせたパノラミックな音像——言うだけのことはあるニクいサウンドに、スウィング・アウト・シスターやユーリズミックス、さらにはブロウ・モンキーズのようなホワイト・ソウル感など(ギターを弾いてるのはNONA REEVESの奥田健介)——彼の得意とする80s的な音のアクセサリーとちょっぴりアーバンなメロウネスが散りばめられた色っぽい(notエロい)ダンス・トラック。一方、connie作のカップリング“パーティーについて。”も表題曲に負けず劣らずな至福のポップ・ナンバーになっていて、これはホント、攻めた一枚だなあと!

 

▼関連盤を紹介。

左から、NegiccoのライヴDVD「Negiccoワンマンライブ -BEST of Negicco- @渋谷 SOUND MUSEUM VISION」(T-Palette)、3月6日にリリースされるNONA REEVESのニュー・アルバム『POP STATION』(Billboard)

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