アーティストが各テーマに沿ったお皿（CD）を紹介する連載に、今月からハルカトミユキのハルカが登場! 詳しいことは知らないが、好きだと言わせろ!……という勢いで、お気に入り盤を紹介します。第2回はレディオヘッド!!
RADIOHEAD 『Kid A』 Parlophone
こんにちは、ハルカトミユキのハルカです。
音楽に特別な興味がなく、ごく一般の健全な児童としてJ-Popを聴いていた私が、初めて洋楽を聴いたのは中学生の頃でした。
今回は、当時（13歳）もっともよく聴いていた記憶がある、レディオヘッドの『Kid A』をご紹介します。
〈世の中には何という気持ち悪い音楽があるんだ〉と思ったのを覚えていますが、なぜかそれが非常に気持ち良くなり、どっぷりハマって聴き続けていました。
特に1曲目の“Everything In Its Right Place”、3曲目の“The National Anthem”は、毎晩聴きながら寝ていたので脳みそにこびりついていました。いったい何を考えていたんだろう。そんな中学生嫌だ。
ただ、心から気に入った曲だけを飽きずに聴き続けるという変な癖が昔からあるので、他の曲は全然知らなかったりします（そういうアルバムがいっぱいある）。
いま聴いても、不穏なコードの響きや低体温のまま鳴り続けるキックの音にときめきます。
音楽のルーツを訊かれるといつも困ってしまうのですが、この頃の体験が少なからず影響しているのではないかと、いま考えると思います。
おやすみBGMとして聴くと、気持ち悪い夢が見られるかもしれません。ぜひ。
それではまた次回。
PROFILE／ハルカ
大学のサークルで出会った女子2人から成るオルタナティヴ・フォーク・ユニット、ハルカトミユキのギター／ヴォーカルを担当。2012年に初のEP『虚言者が夜明けを告げる。僕達が、いつまでも黙っていると思うな。』を、今年3月には2枚目のEP『真夜中の言葉は青い毒になり、鈍る世界にヒヤリと刺さる。』（H＋M）をリリースし、各メディアで〈今年ブレイクする新人〉として話題を集める。今夏は〈RISING SUN ROCK FESTIVAL 2013 in EZO〉などの夏フェス出演に加え、8月と9月には初の自主企画イヴェント〈進撃の小さな巨人〉の開催も決定! その他のブランニューな情報についてはオフィシャルサイトをチェック!!
