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ハルカトミユキ・ハルカの詳しいことは、知らないが。(第5回)

連載
皿えもん
公開
2013/10/25   18:00
更新
2013/10/25   18:00
テキスト
文/ハルカ(ハルカトミユキ)


アーティストが各テーマに沿ったお皿(CD)を紹介する連載に、今月からハルカトミユキのハルカが登場! 詳しいことは知らないが、好きだと言わせろ!……という勢いで、お気に入り盤を紹介します。第5回はヌルマユ!!



ハルカトミユキ・ハルカの詳しいことは、知らないが。(第5回)



ヌルマユ 『やわらかい右手』 FIST



もはや第何回目か忘れてしまいました。こんにちは、ハルカトミユキのハルカです。

フル・アルバムのリリースに向けて、日本各地でライヴをしたり、取材を受けたり、大阪ではラジオDJを始めたり、なかなかに忙しい毎日を送っています。
仕事には休みというものがありますが、創作には、それがありません。
外で仕事をしていようと、一日中部屋着でだらけていようと、創作というのは一時も途切れることなく身体と頭にまとわりついているものです。

作品を生み出す原動力になるのは、休息でも時間でもなく、良い作品に出会ったときの興奮です。
今回は、私にもの凄い興奮とエネルギーを与えてくれる作品を紹介します。

ヌルマユの『やわらかい右手』。

ヌルマユは、札幌を中心に活動する、ヴォーカル/ギターとドラムの2人編成のバンド。
私が初めてヌルマユに出会ったのは4~5年ほど前のこと、当時よく出演していたライヴハウスでヴォーカル/ギター・永井さんの弾き語りを観たときです(当時、2人での活動は休止していた)。

狭いステージの上を、エレキ・ギターを抱えてウロウロ歩き回りながら、誰に話しているとも独り言ともつかないようなMCをしていたと思えば、次の瞬間にはそれが歌に変わっている、永井さんはそんなライヴをしました。
これは歌なのか語りなのか、はたまた、途方もなく湧き出てくる感情を溢れるままに垂れ流しにしているのか、時折言葉を噛んだり詰まらせて言い直し、それでも止まらずに吐き出される膨大な言葉たちとギターの轟音に飲み込まれながら、私は興奮して立ち尽くしていたのを、はっきりと覚えています。
一度聴けば、その興奮の意味がわかるはずです。

帰りの電車でも、次の日になっても、言葉の破片が頭をぐるぐるぐるぐると回り続けていました。
そしてその言葉はいまでも、鮮明に蘇っては私を興奮させます。

(この曲は、『やわらかい右手』には入っていないのだけど)

だから僕は君のそばにいるのかもしれない
だから僕は君のそばにいるのかもしれない
ねえなんでだろうまるでここに誰もいないみたい
ねえなんでだろうまるでここに誰もいないみたい
ねえなんでだろうまるでここに誰もいないみたいだなあ。(“誰もいない”より)



PROFILE/ハルカ



大学のサークルで出会った女子2人から成るオルタナティヴ・フォーク・ユニット、ハルカトミユキのギター/ヴォーカルを担当。2012年に初のEP『虚言者が夜明けを告げる。僕達が、いつまでも黙っていると思うな。』を、今年3月には2枚目のEP『真夜中の言葉は青い毒になり、鈍る世界にヒヤリと刺さる。』をリリースし、各メディアで〈今年ブレイクする新人〉として話題を集める。そして、11月6日にはメジャー移籍後第1弾となるファースト・フル・アルバム『シアノタイプ』(ソニー)をリリース! 12月10日には東京・新代田LIVE HOUSE FEVERでのワンマン・ライヴも決定しています。その他のブランニューな情報についてはオフィシャルサイトをチェック!!

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