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【第26回】――bump.y

ここでも光る西寺郷太の美学!

連載
ZOKKON -candy floss pop suite-
公開
2014/01/08   18:00
更新
2014/01/08   18:00
ソース
bounce 362号(2013年12月25日発行)
テキスト
文/出嶌孝次


傍目には方向性を模索しているようにも映ったbump.yが、しっくりハマる歌を手に入れたのが2013年初頭の“COSMOの瞳”でした。そこに道筋をつけたプロデューサーこそ西寺郷太。彼の魅力は、各時代の洋楽マナーな文法や渋谷系以降の〈趣味の良さ〉に止まらず、音楽マニアっぽい層には積極的に評価されてこなかったタイプの洋邦ポップスも引き出しに持ち合わせているところだと思うのです。そんな持ち味をユーモアも込めて開陳したのがSmall Boys(→P96をチェック!)だとしたら、まるで光GENJIを手掛けるような凛々しさで直球勝負したのが今回の『pinpoint』ではないでしょうか(ポニーキャニオン繋がりもアリ!)。いま聴くとアノラックな気分が新鮮なSpoochy(祝・復刻!)やすでに定評を得たNegiccoは親しみやすい状況になってるけど、そんな人もぜひ『pinpoint』を! いいアルバムです。



▼関連盤を紹介。
左から、Small Boysのニュー・アルバム『Small Boys II』(CRYSTAL CITY)、Negiccoの最新シングル“ときめきのヘッドライナー”(T-Palette)、2014年1月29日にリイシューされるSpoochyの99年作『Spoochy』(GIANT ROBOT/FLYING HIGH)

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