11月4日に自身初のベスト・アルバム『MYBESTNAME!』をリリースしたMYNAME。本作は、2012年7月にシングル“Message”で日本デビューしてから3年半で3枚のオリジナル・アルバムを発売し、ツアーを成功させるなど、精力的な活動を行ってきた彼らの集大成とも言える内容。ファンからの投票による10曲とメンバーが選んだ楽曲に、彼らのファンの呼び名である〈MYgirl〉を冠した新曲“#MYgirl”を加えた15曲で構成されている。久々の登場となるTOWER RECORDS ONLINEのインタビューでは、アルバムについての印象に加えて、三代目J SOUL BROTHERSや東方神起の曲なども手掛けるクリエイター・チーム、Digz inc.との作業の話、3年間の成長などをお伺いしました。
トップ10に入った曲は、コンサートで盛り上がった曲が中心になっている
――今回の『MYBESTNAME!』の収録曲を見て、この曲が入っていて意外だなと思った曲はありますか?
コヌ「今回は、ファンのみなさんからの投票と、メンバーが選んだ曲、合わせて15曲を収録しているんですが、僕以外、ファンのみなさんも含めて全員が〈この曲が入るの!?〉って思ったかも?と感じているのは、“WE ARE THE NIGHT”です。僕が選んだんですけど(笑)。楽曲投票では、実はあまり上位に入らなかった曲なんですよね」
――コヌさんが“WE ARE THE NIGHT”を選んだのはなぜですか?
コヌ「日本で発売したファースト・アルバムのリード曲だから、ベスト盤にあったほうがいいなって思いました。楽曲投票でどの曲が選ばれるかは知らない状態でチョイスしてるんですが、やっぱりこの曲は必要かなって思って……」
――他のメンバーのみなさんが選んだ曲と理由について、教えて頂いていいでしょうか。
セヨン「僕は“SUMMER PARTY”を選んだんですけど、ファンのみなさんと僕たちがライブでキャッチボールができる曲だし、MYNAMEにとって必要な曲だと思って。楽曲投票でも6位になりました」
チェジン「僕は“F.F.Y.”。アルバムのタイトル曲のなかで初めて一緒に盛り上がることができる曲だし、踊ることもできるし、楽曲の雰囲気が好きです」
インス「“Everlastin'Luv”は、みんなの曲だと思って。ライブではアカペラで披露したり、ファンのみなさんも一緒に歌ってくれたりする曲です。あの曲はMYNAMEの5人だけじゃなくて、みんなの曲だと思って、選びました」
ジュンQ「“Stop the time”は、やっぱり……デビューしてから一番意味があった曲じゃないかなって。この曲がリード曲になっているアルバム『I.M.G.~without you~』は、僕たちが初めてデイリー1位になった作品ですよね。だから、僕にとって『I.M.G.~without you~』は意味があったと思っているんですよね」
コヌ「でも、今回は収録曲を楽曲投票という形で決めたんですけど、どの曲が入っても不思議じゃなかったというか。どの曲が入っても、MYNAMEとMYgirlが一緒に作ったアルバムだから」
インス「トップ10に入った曲は、コンサートで盛り上がった曲が中心になってるなって」
コヌ「バラード曲は少ないですね。僕はちょっと残念ですけど。ランキングを見て思ったのは、これからの活動ももっと頑張って、もしまたベスト・アルバムを出す機会があったら、今回1位だった“Message”以外の曲が1位に選ばれるように、いい曲をたくさん届けたいです」
――どの曲も思い出深いと思うのですが、MYNAMEといえば、楽曲制作はDigz, Inc.の手によるものですよね。三代目J SOUL BROTHERSや東方神起といったアーティストの楽曲も手掛けるクリエイター・チームとタッグを組んで作業をしていますが、そのなかで印象に残っていることはありますか?
インス「アルバムの準備をするときに、僕らの意見はもちろん、プロデューサーさんの意見もたくさん入っているんですが、レコーディングの現場で、具体的にこうして下さい、みたいな指示があるわけじゃないんですよね。自由にやって、直しながらいいものを作っていく感じ、というか」
コヌ「いままでずっと一緒に作ってきたから、1人ずつの個性も知っているし、それぞれが好きにやってくださいって。でも、それだけ僕たちに合った曲がどんな曲かわかっているから、信頼関係ができているんだと思います。今回はどんなアルバムを作りたいかっていうミーティングを経て、アルバムのタイトルやコンセプトに合わせて曲を選んで、僕たちが聴いて、変えてほしいところがあったら、意見を言って、変更して……っていう感じです」
インス「自分たちのことをわかってくれている分だけ、すごく楽ですね」
セヨン「いろんなタイプの曲にチャレンジする機会をもらっているんですが、僕たち自身もどんな曲でも表現できるように、いつも努力しています」
もっと成長していきたいけど、いまもステージの上のMYNAMEは僕としては最高
――ベスト・アルバムには、新曲“#MYgirl”も収録されていますよね。この頭の〈#〉には、なにか意味があるんでしょうか?
コヌ「#はハッシュタグで、ハッシュタグで検索をすると世界中のMYgirlとつながる……。世界のMYgirl、すべてのMYgirlを意味しています。そういう意味もあるし、他の意味もあるし……(メンバーがクスクスと笑い始める)、というか、いまここで言ったことが、その曲の意味になります!(メンバー爆笑)」
セヨン「あと、ただのMYgirlじゃなくて、ハッシュタグがあると、MYgirlを簡単に探すことができますよね」
コヌ「SNSの投稿にハッシュタグがついてたら、いろんな人も見ることができるし……。この曲もいろんな人が聴くことができる……」
セヨン「いま作ってる(笑)」
ジュンQ「それがいいですよ(笑)」
――別のインタビューだと、まったく異なる答えが出てくるかもしれないですね(笑)。さて、今回のベスト盤は、MYNAMEの3年の日本活動の集大成のような位置づけになると思いますが、この期間で成長したと思うことは?
コヌ「最初はめちゃくちゃ大変だったし、日本語も上手くなかったから、話すことも、ミーティングをするときも大変だったんですけど、どんどん話をすることができるようになって、MYgirlと共感することもできたし……。そこが成長した部分だと思います。大変なこともあったんですけど、そういったことがあったから、いまのMYNAMEがいると思います」
セヨン「個人個人の魅力を作って、ステージの上のMYNAMEはこれからも最高になれるように頑張らなきゃいけなくて、もっともっと成長はしていきたいと思っています。でも、いまもステージの上のMYNAMEは僕としては最高だと思います」
チェジン「デビューした時には、事務所やスタッフのみなさんがコンセプトやどう活動をしたらいいかを考えて、そこに合わせて僕たちが進んでいく感じだったんですけど、3年活動をして、僕たちが直接スタッフのみなさんと話し合って、MYNAMEの活動を考えて行けるようになったことが、成長した部分だと思います」
インス「一番成長したのは、チェジンの骨です(笑)。というか、一番成長したのはチェジンですね。年齢も若かったし、最初あったときは韓国で15、16歳ぐらいで。日本だと13、14ですよ。いま韓国の年齢だと(数え歳で)21で、大人になったし、僕らからしたらまだ若いんですけど、自分の友達だったら、すごくレベルが高いと思います。ちょっと衣装の袖が無くて、いま寒そうですけど(笑)」
ジュンQ「一人ずつやりたことができるようになって、それが一番じゃないかと思います。あとは、さっきまでメンバーが言っていたことと同じ考えですね」
〈MYNAME『MYBESTNAME!』リリースイベント〉
日時/会場:
11月8日(日)13:00/16:30 大阪・千里セルシー
11月12日(木)15:00/18:30 イオンモール福岡
11月14日(土)13:00/16:00 北海道・イーアス札幌
11月15日(日)13:00/16:00 新潟万代シティ
〈MYNAME FANMEETING IN TOKYO ~MY BEST CHRISTMAS~〉
日時/会場:2015年11月28日(土) メルパルク東京
開場/開演:一部 13:30/14:30 二部 17:30/18:30
チケット代:8,500円(税込)
主管:(株)アービング、H2MEDIA ENTERTAINMET
主催:(株)Art&Cue Japan
詳細はMYNAME日本オフィシャルサイトでご確認ください
http://www.myname-jp.com/
〈MYNAME『MYBESTNAME!』収録内容〉
【CD】
01. MIRACLE
02. HELLO AGAIN
03. Message
04. What's Up
05. Beautiful Life
06. Sha la la
07. Everlastin'Luv
08. Hello & Goodbye (Japanese ver.)
09. SUMMER PARTY
10. Stop the time
11. WE ARE THE NIGHT
12. F.F.Y.
13. Replay (Japanese ver.)
14. Promise Land
15. #MYgirl(新曲) ※ボーナストラック
【DVD】※初回限定盤のみ
01. Message (Japanese ver.)
02. SUMMER PARTY
03. What's Up
04. Hello&Goodbye (Japanese ver.)
05. WE ARE THE NIGHT
06. PARI PARI (「그까짓거」Japanese ver.)
07. Shirayuki
08. F.F.Y.
09. Stop the time
10. HELLO AGAIN