こんにちは!TOWER CREATIVE ACADEMY連載第三回です。
前回までの2回は、講座の内容についてご紹介いたしましたが、第三回となる今回からは各講座の講師の方を順番にご紹介いたします。
今回は現在募集中の2講座、『オンラインツール活用による作曲法』と『TouchDesigner(入門編)』のオーガナイザーを務めていただきます、音楽プロデューサーの山口哲一氏についてご紹介いたします。
(講座の詳細は過去の連載こちらをご覧ください。)
まずはプロフィールを!
山口 哲一氏
音楽プロデューサー、エンターテック・エバンジェリスト
(株)バグ・コーポレーション代表取締役 「デジタルコンテンツ白書」(経済産業省監修)編集委員 国際基督教大(ICU)高校卒。
早稲田大学 在学中から音楽のプロデュースに関わり、中退。 1989年、株式会社バグ・コーポレーションを設立。音楽プロデューサーとして「SION」「村上"ポンタ"秀一」のマネージメントや、「東京エスムジカ」「ピストルバルブ」「Sweet Vacation」など の個性的なアーティストをプロデュースする一方、音楽ビジネスとITに関する実践的な研究を行っている。
プロデュースのテーマに、新テクノロジー活用、グローバル視点、異業種コラボレーションを掲げている。 アーティストマネージメントからITビジネスに専門領域を広げ、2011年から著作活動も始める。
エンタメ系スタートアップを対象としたアワード「START ME UP AWARDS」をオーガナイズ。
プロ作曲家育成の「山口ゼミ」やデジタル時代のコンテンツプロデューサー育成する「ニューミドルマン養成講座」を主宰するなど次世代育成にも精力的に取り組んでいる。 クリエイティブディレクターとして『SHOSA/所作〜a rebirth of humon body〜』で「アジアデジタルアート大賞〜インタラクティブ部門で優秀賞を受賞。
日本音楽制作者連盟(FMPJ)など業界団体の理事を歴任する一方で大企業の新規事業やスタートアップのアドバイザーも務める”新旧”双方のコンテンツビジネスに通じた異業種横断型のプロデューサー。 経済産業省監修『デジタルコンテンツ白書』2011年〜2017年の音楽部分を執筆。
『プロ直伝!職業作曲家への道』『新時代ミュージックビジネス最終講義』『ミュージシャンが知っておくべきマネージメントの実務』など、著書多数。
山口哲一氏からのメッセージをご紹介いたします!
「コライトやろうぜ!」
1980年代末に(第二次)バンドブームがありました。原宿のホコ天が若者たちの発表の場になり、TBSの「イカスバンド天国(イカ天)」というオーディション番組が大人気となり数々のスターグループが生まれました。
その後、デジタル化の進展で、PCを使って、自宅で一人で音楽創作ができるようになりました。僕の感覚で言うと、スタジオの広さは1/10、金額は1/20位で、プロフェッショナルレベルに近い創作環境を手に入れることができるようになっています。その事自体は良いことなのですが、大きな弊害が一つあります。創作からコミュニケーショが失われたことです。バンドで音楽を創るのが、面倒なこともたくさんありますが、「バンドマジック」と言われる「化学反応」が起きる喜びもありました。
今、僕らが提唱しているのは、作曲の孤独からの解放です。コーライティングを用いることで、楽曲を創る際の目標(ターゲット)、参考(リファレンス)が、言語化されます。創作過程を時に共同で、時に分担してやることによって、得意な分野を活かすとともに、化学反応を起こすことが期待できます。
タワー・クリエイティブ・アカデミーでは、これまでプロを目指す作曲家のために提供していたコーライティングのマインドセットとスキルを広く、オールジャンルの音楽家に広めたいと思います。必ずしもプロを目指す方である必要はありません。趣味の音楽活動を充実させるためにも、出逢いの場があるワークショップはとても有益だと思います。
バンドとコーライティングの一番の違いは、1曲毎にチームを変えられるということです。良い曲を創るため「だけ」に時間を過ごすことができますし、アーティストがレパートリーを増やす時に起きがちな「煮詰まる」ことがありません。
バンドブームの時代に「バンドやろうぜ!」という雑誌が発刊されていました。2018年の今、僕は大きな声で呼びかけたいと思います。「コライトやろうぜ!」
オーガナイザー 山口哲一
タワー・クリエイティブ・アカデミーの開校を発表して20日程度経過しました。
各講座、続々とお申込みいただいております!
ご友人やご家族等のグループでの参加も大歓迎ですので、タワー・クリエイティブ・アカデミーの初の講座にぜひご参加ください!
オンラインツール活用による作曲法(コーライティング)全2回
【講座概要】
コーライティング(Co-Writing)とは、欧米では広く取り入れている作曲法です。日本でもプロの作曲家を中心に徐々に広まってきています。本講座は、日本におけるコーライティングの元祖的な存在である、山口哲一氏、伊藤涼氏の2人が、ハンズオン型のワークショップを行います。プロ作曲家が持つコーライティングのマインドセットと手法をシンガーソングライター、バンドマン、DTMerなど問わず、インディーズで音楽活動をしている音楽家に伝授する画期的な講座です。
・コーライティングのマインドセットとスキルを身に付けるセミナー
・3〜5人で1チームとなり、目標を定めでコーライティングを行う。約1ヶ月間、講師からオンラインでのアドバイスも受けながら、1曲のデモを完成させます
・デモ試聴会で最優秀と認められたチームは、年間グランプリ作品にエントリーされ、本アカデミーからのサポートも検討
【開催日時(7月期)】
●第1回目 2018年7月1日(日曜日)13:00~15:30
●第2回目 2018年8月5日(日曜日)12:30~14:00
【会場】NAKANO ICTCO【一般社団法人 中野区産業振興推進機構】
東京都中野区中野4-10-1 NAKANO CENTRAL PARK EAST 1F
主催:タワー・クリエイティブ・アカデミー(タワーレコード株式会社)
運営協力:東京コンテンツプロデューサーズ・ラボ株式会社(TCPL)
企画協力:株式会社クレオフーガ
詳細 / 申込み:https://tcpl.jp/archives/3437
※東京コンテンツプロデューサーズ・ラボのサイトへ遷移します。
TouchDesigner (入門編)全6回
【講座概要】
TouchDesigner(タッチデザイナー)とは、カナダのDerivative社が開発した、プロジェクションマッピングやメディアアート、VJ用コントローラーまで、様々な映像や音に関するシステムを簡単に組み上げることができるオーディオビジュアルツール。 タワー・クリエイティブ・アカデミーでは定期講座としては日本初のタッチデザイナー講座を開講。本講座では、座学でのタッチデザイナーの活用方法や事例を学ぶことからスタートし、その後は実際にタッチデザイナーを操作しながら、基本的な操作方法を習得していく。VJとしてフェスやライブにも参加するクリエイティブ・テクノロジストの川村健一氏、美術館やアートフェス、スポーツイベントなど、多方面でビジュアルプロデューサーを務めるTouchDesignerのエヴァンジェリスト・松山周平氏を講師に迎え開講する。
【開催日時】
2018年9月6日(木)~2018年10月11日(木)毎週木曜/19:15~20:45
【会場】東京コンテンツプロデューサーズ・ラボ株式会社
東京都新宿区下落合1-1-8(東京アニメーションカレッジ専門学校2F)
https://tcpl.jp/about/access.html
【受講料】29,000円(税込 / 全6回)
【定員】30人(最小催行人数有り 10人にて開講)
運営協力:東京コンテンツプロデューサーズ・ラボ株式会社(TCPL)
詳細 / 申込み:https://tcpl.jp/archives/3472
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