1925年6月5日生まれ、山口県下関市出身の作家。宇部工業学校（現・宇部工業高等学校）卒業後、航空機会社に勤務。敗戦後の52年に山口大学教育学部を卒業。中学校教員を1年務めたのち、山口新聞（みなと山口合同新聞社）に入社。編集局長を経て、65年から作家活動を開始し、同年「走狗」で直木賞候補に。以来、多くの同候補に選出され、90年に『漂泊者のアリア』で第104回直木賞を受賞。翌年に山口県芸術文化振興奨励特別賞を受賞。幕末から明治時代にかけての長州藩の人物を中心にした歴史小説で知られる。2018年5月5日に血管肉腫のため下関市の安岡病院で死去。92歳没。
2018/05/09 (2018/05/09更新) (CDジャーナル)
