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アーティスト詳細

田中雅仁

プロフィール

1951年10月23日、東京生まれのファゴット奏者。2002年8月10日、カナダのカルガリーに滞在中、急病にて死亡。桐朋学園を経て、ニューイングランド音楽院を卒業。その後もボストン大学、アムステルダム・スウェーリンク音楽院で研鑚を積む。オランダ・ハーグ・フィル、南西ドイツ放送響、新日本フィルなどの首席奏者を歴任。ソリストとしても欧米の各地で演奏し、“最高のバスーニスト”あるいは“最大のヴィルティオーゾ”と絶賛された。リヨン国立高等音楽院やオスロ音楽院などから招かれ、後進の指導にも尽力した。また、国際音楽祭への出演依頼も多く、現代曲の演奏家としても高く評価されていたため、多くの作曲家から作品を贈られていた。ソロとしてのバスーンの魅力を認識させ、ドイツ式の楽器の豊かな音量と、フランス式の持つ繊細な柔軟性をあわせ持つ演奏を可能にした稀有な存在であっただけに、その若すぎる死が惜しまれる。

2012/08/30 (2012/08/30更新) (CDジャーナル)

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