日本でも代表の発表があり、相変わらずにわかサッカーブームが巻き起こりつつありますが(ま、私も間違いなくその一人なのですが)、今回は"Kicking it"というホームレスのフットサルのワールドカップ大会のドキュメント映画のおしらせ。

たまたま今日THE BIG ISSUEの方と話をしていて教えていただいたので、情報共有です。

※THE BIG ISSUEはご存知の方も多いと思いますが、ホームレスの方々支援している雑誌で、300円の代金の内160円が販売した方に戻るという仕組みで、単に援助するのではなく自立の為に労働と報酬を得る機会を提供しています。最新号の表紙は"あしたのジョー"です。駅などで販売員の方を見かけたら、是非一度読んでみてください。

さて、映画ですが、"Kicking it"とは、「ボールを蹴る」という意味と「悪習を断つ」という意味のダブルミーニング。今回のドキュメンタリーは、2006年、まさに南アフリカのケープタウンで行われたこの大会に参加した7人の各国の選手をクローズアップしながら、世界のホームレス問題の複雑さや、個人の人生などを浮き彫りにしていく内容。

なんとなくホームレスというだけで偏見を持ってしまいがちですが、実は、生まれた国や環境などというちょっとした違いで自分も当事者になり得る?今の世の中の状況で、(日本においても)この状況に何を考えどう行動できるかを考えるきっかけにもなるかもしれません。

キムタクが「日本代表にカズが落選した事が意外!?」といった途端に、ネットでは「カズは代表に入れるべきか?」みたいなアンケートや意見が飛び交っている、相変わらずとんちんかんなこの国でありますが、それはそれとして、ワールドカップキッカケでこんな事考えてみてもいいんじゃないでしょーか?というお知らせでした。

このドキュメンタリー、今渋谷ライズXで公開中です。

http://enet-dvd.com/enet/kickingit/