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カテゴリ : News / Topic 

掲載: 2010年12月07日 12:00

更新: 2010年12月07日 18:56

文/  班長

 

アメリカの国立公文書館の入り口にある有名な言葉

「ここから民主主義がはじまる。」

 

昨今、ウィキリークスのことが話題ですが、北朝鮮の漁船のビデオもしかり、リークされる内容の判断についてよく言われている「表現・言論の自由」や「知る権利」の判断基準は、突き詰めると「それが民主主義をより良くすることに役立っているか」と言う事だと思うのですが。

 

http://www.japanairraids.org/

太平洋戦争中の空襲について日米両国の資料を集めたインターネットのサイト「日本空襲デジタルアーカイブ」が開設されたということです。これは、日本在住で英会話教室などを経営しているのブレット・フィスクさんとという方が、日本近代史などを研究するニューヨーク市立大のケリー・カラカス准教授とともに作成したと言うもの。

日本で空襲体験の記録などを読んでいて、「空襲で何が起きたのか」を米国人はあまり知らない、と感じ、「米国では空軍の視点からの情報しかなく、地上の市民の実態を知ることが重要」と考えた事がきっかけとの事。

研究のため来日中にフィスクさんと知り合ったカラカス准教授が、今夏から米国立公文書館(ワシントン)などに通い詰め、資料のデジタル化を進め作成されているようです。

写真と共に、空襲被害者の証言も撮影。1945年3月10日の東京大空襲などの体験者4人の動画を字幕付きで載せているようです。国内では戦争体験者が高齢化でなくなっていく中、こんな動きがもっと大きくなっていければと。そして、いろいろな平和記念館的な場所に中々いけない人にも、戦争について考える(というか、よりリアルにイメージできる事が必要だと思うのですが)きっかけになれると思うのですが、どうでしょう。 サイトは日本語でも読めるようになっていますので是非。  もちろん、今回のご紹介に特に政治的意図などございませんので、その辺宜しくです。客観的に事実を知ることが大切と言う事で、後の判断は皆さん個人の問題で。個人が考える事がメディアリテラシー的なことにもつながると思われるし。

ちなみに、フィスクさんは空襲資料の提供などについて同サイト(http://www.japanairraids.org/)で協力を呼びかけていると言う事です。

 

こういう資料等を見るといつも思うのですが、ほんの65年前の出来事で、節子ちゃんは生きていれば70歳くらいのおばあちゃんだったでしょう。戦争ほどいろいろな意味で無駄な事はないです、ホント。

 

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