定年制度に反対した「社長」演説に全米感激! ところが「社長」はニセモノだった!?
マリリン・モンローの知的な社長秘書ぶりも必見の傑作ヒューマン・コメディ

●マリリン・モンローが1950年12月に20世紀フォックスと二度目だが初の本格的専属契約をした直後に出演した最初の作品。

●監督は立体映画『ゴリラの復讐〈TV〉』(54)や『西部を股にかける女』(58)などのB級映画で知られるハーモン・ジョーンズ

●脚本・製作のラマー・トロッティはウィルソン大統領を描いた『ウィルソン』(44)でアカデミー脚本賞を受賞。『若き日のリンカン』(39)、『牛泥棒』(43)、『剃刀の刃』(46)、『わが心に歌えば』『人生模様』(52)など良心的な名作を数多く放った。死後に製作された『ショウほど素敵な商売はない』(54)では原案者としてクレジットされている。

●おしゃべりな息子の嫁役のセルマ・リッターは『イヴの総て』(52)『わが心に歌えば』(52)『拾った女』(53)『終身犯』(62)などで6度もアカデミー助演女優賞にノミネートされた。他の出演作品に『三十四丁目の奇蹟』(47)『裏窓』(54)『荒馬と女』(61)『ある戦慄』(67)などがある。

●孫娘アリス役のジーン・ピーターズは20席フォックスで『革命児サパタ』(52)『ナイアガラ』(52)『拾った女』(53)『折れた槍』(54)等に出演した後、大富豪ハワード・ヒューズと結婚したことで知られる。

●印刷会社社長の息子ウィリーを演じたのは撮影時16歳のラス・タンブリン。当時の芸名はラスティ・タンブリン。

●原案を担当したパディ・チャイエフスキーは後に『マーティ』(55)『ホスピタル』(71)『ネットワーク』(76)の脚本でアカデミー賞を3度受賞している。

原題 As Young As You Feel