フォーマット |
SACDハイブリッド |
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構成数 |
2 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2022年05月18日 |
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規格品番 |
PROC-2368 |
レーベル |
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SKU |
4988031507414 |
※限定盤。世界初SA-CD化。SA-CDハイブリッド盤
※2022年最新マスタリング音源使用
(英Classic Soundにて、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープからダイレクトにDSD変換とマスタリングを行い、SA-CD層用のDSDマスターを制作。CD層用にはこのDSDマスターから44.1kHz/16bitにPCM変換を行いCDマスターを制作。アナログ・マスターテープはその経年劣化と保存状態に応じて、可能な範囲で入念な修復作業を行った後に変換作業を実施)
※オリジナル・ジャケット・デザインを使用(ブックレットに他のジャケットも一部掲載)
※通常ジュエルパッケージ仕様
※盤印刷面:緑色仕様
※一部オリジナル・アナログ・マスターテープに起因するノイズ等があります。ご了承ください
※解説:相場ひろ氏(新規序文解説)他、、解説書合計12ページ
アンセルメのセンスが光るストラヴィンスキーの三大バレエ他を世界初SA-CD化音源として、今回の発売のために本国のオリジナル・アナログ・マスターテープより最新復刻。
DECCAの凄さがわかる優秀録音!
アンセルメがスイス・ロマンド管弦楽団とDECCAに収録を行ったストラヴィンスキー:3大バレエ他の主要作品を2枚に集成。1955年から64年までのDECCAによる優秀録音です。1955年5月収録の「火の鳥」はDECCA最初期のステレオ音源ですが既に当時の他のレーベルを大きく上回る録音クオリティを有しており、今聴いても画期的な音源であると理解できると思います。以降の曲もちょうど録音の収録順となっていますので、当時としては十分すぎるベースの上で、時代の変化と共にさらに進化していくDECCAサウンドを高品質で堪能できます。オーディオ的にも画期的であった素晴らしい録音が現代の最新復刻により見事に蘇りました。アンセルメの音源は日本ではCD時代においても早くから復刻されていましたが、昨今では再発の動きが少なかっただけに今回の鮮烈な音質での最新復刻が市場で歓迎されることを期待します。
ストラヴィンキー(1882-1971)と1歳違いのアンセルメ(1883-1969)は1912年に初めて出会って以来、ストラヴィンスキーの強い推薦によって1915年にバレエ・リュスの指揮者に就任します。以降、いくつもの作品を初演するなどその後約20年間は強い関係がありました。アンセルメのことを良き理解者として認識しており、演奏に対しても客観的に曲を解釈した上で、独特なリズム感覚や一連の表現においての洗練さや一種の粋な表情などを高く評価していたようです。アンセルメもDECCAのモノラル時代からストラヴィンキーの録音を行っており、世界初の全曲録音となったこの有名なステレオ収録の「火の鳥」ではその類まれな曲の色彩感を巧みに表現しています。尚、1968年に行われたアンセルメ最後のセッション録音となったニュー・フィルハーモニア管弦楽団との演奏(当企画で2018年にSA-CD化済。PROC-2148)と比較すると、その時代をも反映させたかのようなそれぞれの演奏に感銘を受けるでしょう。ここではより躍動感があり、原色の響きを感じ取れると思います。「春の祭典」もまた歴史的録音です。現代においては機能で勝る録音が多く存在するとは言え、アンセルメによる洗練されたこの表現はなかなか体感できません。今回の高音質化により、録音現場や空間表現もより感じ取れるはずです。そして「ペトルーシュカ」はそれまでの自身のモノラル録音と比較するとこのステレオ盤は決定盤的意味合いを持つ録音であり、多くのアンセルメの音源の中でも評価されるべき名盤です。曲に没入できる表現力は今でも一級の価値を持っています。これら3大バレエ以外の作品も今回2曲を余白に加えました。組曲「プルチネルラ」は全曲盤もアンセルメは録音を残していますが、2種を残すなど愛着を感じさせる演奏ではないでしょうか。小品である「ロシア風スケルツォ」にもまた、アンセルメらしい洒落た感覚を見出すことができます。
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構成数 | 2枚
合計収録時間 | 02:19:06
エディション | Remaster
イーゴリ・ストラヴィンスキー:
3大バレエ、組曲「プルチネルラ」、ロシア風スケルツォ
<DISC1>
1. バレエ《火の鳥》
2. 組曲《プルチネルラ》
<DISC2>
3. バレエ《春の祭典》
4. バレエ《ペトルーシュカ》(1911年版)
5. ロシア風スケルツォ
【演奏】
スイス・ロマンド管弦楽団
エルネスト・アンセルメ指揮)
【録音】
1955年5月(1)
1956年5月(2)
1957年4月、5月(3)
1957年10月、11月(4)
1964年11月(5)
ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール
【原盤】
Decca
【Remaster】
DSD Remastered by Classic Sound, 4/2022
英Classic Soundにて、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープからダイレクトにDSD変換とマスタリングを行い、SA-CD層用のDSDマスターを制作。
CD層用にはこのDSDマスターから44.1kHz/16bitにPCM変換を行いCDマスターを制作
【Original Recordings】
Recording Producers:
Victor Olof (2)
James Walker (1,3,4)
John Mordler (5)
Recording Engineers:
Roy Wallace (1,3,4)
James Brown (2)
James Lock (5)
【First LP Release】
SXL2017 (1)
SXL2188 (2)
SXL2042 (3)
SXL2011 (4)
SXL6171 (5)
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1.[SACDハイブリッド]
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2.[SACDハイブリッド]
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7.バレエ≪春の祭典≫ 第1部:大地への礼讃 大地のくちづけ00:00:23
CD初期に「アンセルメ/ストラヴィンスキー全集」などで復刻されて以降、同じリマスターと思しきものが繰り返し再発されている状態だったのが今回目出度く最新技術でリマスターしなおされ、ようやく最新録音と互角になった。技術的にこれ以上の演奏はいくらでもあるが、バレエの香りが感じられるのはこのアンセルメのみ。「きつね」や「兵士の物語」「ミューズの率いるアポロ」なども是非このリマスター技術で復刻していただければと思います。
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