ウータン・クランのソロアルバムの中では別格。
1995年リリース。ウータン・クランのメンバーによるソロ作品では4枚目にあたる。当時、4番エースのメソッドマンを皮切りに、オール・ダーティ・バスタード~レイクォンと業界に驚きを投下し、満を持してジニアス(GZA)が登場。ウータンいちの技巧派であり、ベテランならではの緩急で、聞き手を一瞬で仕留める天才。M1「Liquid Swords」から、ジニアスによる芸術的フロウに加え、ウータンの司令塔ことレザ(RZA)による「そこを切るか!」なサンプリング・チョイスと、それによるホラー&ソウルフルなアウトプットは最初から最後まで背筋がゾワゾワ。「ウータン・クランを知りたい!」となったら、グループのデビュー作「Enter the Wu-Tang」or「本作」で間違いなし。
Soul/Club/Rap
Liquid Swords
Genius/GZA