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NO MUSIC, NO LIFE.

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菊地成孔

2008年6月-7月

この時代の音楽の役割は、良くも悪くも薬効に似たもの。
ちょっとした渇きや不安からかなりの重症まで、
個人の心身に対して効いたり効かなかったり。
その中で、自分が担えるのは薬効以外のあらゆる力を、
たとえば、全くの無意味、あるいは毒物といった側面も含めて
自分のリスナーの人々とともに取り戻すことですね。
思春期と恋愛以外にも、ゾクゾクするようなすばらしいことはたくさんあるでしょ。

菊地成孔