（2）インタビューの続きはこちら

―セリフ量も多かったですよね。

日村：そうね、これはねこいつが勝手にどんどん妄想していくっていうやつだからね。

―いろんな失敗エピソードが入っていましたが実話も？

設楽：思いっきり実話も入ってますよ。日村さんのドジはみんなのドジというかね（笑
日村：ふふふふ。
設楽：でも検尿のドジは俺がやったドジだけど（笑）
日村：はははは。
設楽：でもおしっこしててコンビニの袋がバサッとなったのって日村さんだっけ？
日村：あれ俺。

日村：おしり拭いた紙で鼻かんじゃうやつは…
設楽：あれ日村さんでしょ？（笑）
日村：俺じゃないんだけど（笑）
設楽：やってはないけど、そういう発想をしたとかいう話をしてたりしてね。
日村：だからあの時はそれ以外にもいろんなドジなやつを考えたよね。
設楽：でも圧倒的に日村さんのドジをね（笑）

―ネタの最後のブラックさなども特徴的でしたね。

設楽：昔っぽいのかもね、ネタとして俺らの。
日村：うんうん。

設楽：大した装置じゃないですけど、裏に隠し扉みたいなのがあって、全体通して最初のネタで見せないようにとかはやってましたけど、最後のタイミングとかは決まっていたからそんなに。
日村：ただ、だんだん不安になってくみたいなのはあって難しかったですね。暗いから見えないものに怯えてるみたいなのとか。難しかったですね。
設楽：前からこんな感じのネタはやってたりはしてたけどね。
日村：俺は最初の「手作り」っていうセリフがあったんだけど、俺「て」ってうまく言えなくて、すっごい「っっっ…てぇ」って変な感じになってね。さらりと言わなきゃいけないのに恐怖の間みたいになったりっていうのがありましたね。
設楽：そういうのあるね。
日村：今日はビデオ録りだからちゃんと言えなきゃいけないとかプレッシャーですよね。

設楽：あと、ネタでノートパソコンを用意してもらったんだけど、俺こうやってすごいやってる風に打つんだけどさ、誰かのいらないやつだったのか、こう打ってるとポロポロ取れてきて（笑）本番でネタやり始めたらすごいポロポロ取れるなこれっていうのがあったりね。
日村：あるよね。
設楽：本番でいきなり予定とは違った感じで置かれてるとかもたまにあるんだよね。
日村：わかる。あと、このネタって暗い中で座るじゃん。
設楽：うん。
日村：最初座ってるんだけど、だんだんこれって俺ちゃんとパソコンの方向いてるのかなとか、不安になるんだよね。
設楽：あーわかるわかる。
日村：パソコンとか探しちゃって、これちょっと曲がってないかなとか。
設楽：今回このネタはじまる時が一番忙しいんですよね。他は間に幕間のVTRが挟まってたりするんですけど、で、割とVTRが流れてる時は後ろもその光で明るいから見えるんですけど、ここはオープニングから一番短くて、尚且つ全取り換えで着替えも結構時間かかる感じで、ギリギリで舞台の位置について、パソコンのカチャカチャカチャっていう音から始まるからね。大変だね。
日村：超不安になるの。
設楽：だから昔はよくこうお互いを触るんですよね。立ち位置とか、ヒザ触ったりとか。
日村：お互いにね。
設楽：自分だけ前に出てたりしたらやばいってのがあるからね。でも今回のこのネタの場合はお互い背中合わせだからね、不安だよね。だから確認するんだよね、いろいろ使う物とかをね。俺も定規とかいつも確認してた。後半で出てくる小道具の位置とかね。そういうのあったね。
日村：あったね。

③「different container」

設楽：ヒム子だね。これはちょっと間に合わなかった感があるネタだね俺は。
日村：これはちょっとねー、歌がもう少しね。
設楽：歌がね（笑）歌の出来上がりがギリになっちゃったからね。練習があんまり出来てないんだよね。
日村：そうだね、もう少し練習したかったよねぇ。
設楽：あれね、詰めきれてないんですよその、全体が。まぁそんなのここで言ったってしょうがないんだけど（笑）
日村：あはははは。結構ギリギリまで覚えよう覚えようとしたんだけど、覚えきれなかったんだよね。
設楽：そうこれはね、間に合わなかった（笑）
日村：間に合わなかった（笑）
設楽・日村：あはははははは。

一同笑い

日村：申し訳ないというかね。
設楽：ちょっとね、日村さん歌覚えるの早いからということで、このネタを結構あとにしちゃっていて。
日村：あーそうか。
設楽：そしたら意外と覚えづらかったっていうね。日村さんいろんなとこで歌ったりしてるから、覚えるの早い早いっていう頭になっていて、ちょっと後回しにしちゃってね。だから反省というか悔やまれるネタというか、ほんとはもっといけたはずなんだけど、そういうのが全体に影響するんですよね。遅れてきたりとかセリフがふわっとするとか。
日村：ね。
設楽：ま、でも前からのネタのキャラクターが出てくるっていうのはずっとやってる感もあってね。

―たしかにヒム子が出てきた時、お客さんからちょっと拍手があがっていましたね。

日村：それだけにね（笑）
設楽：悔やまれる（笑）またいつかリベンジしたいですね（笑）

―ヒム子を演じている日村さんがすごい楽しそうでした。

日村：そうだね、これ基本的にすごい楽しいんですよ、ずっと楽しい感じのネタではありますし。
設楽：なんか「日村がゆく」で、日村さんがオネエと収録した時のオネエの話を稽古中にすごい聞いていて、俺それがすごいおもしろくて。
日村：そうそうそう。
設楽：それでこれをまんまやろうかって言ってやってたんですよ。
日村：まんまね。
設楽：ペニクリ～とかね。

―ネタの中で結構丁寧に説明されていましたね（笑）

日村：そうそうそう。「ありなし」とかね。
設楽：ありありとかありなしとか、昔アイスコーヒーとか頼む時に言ってたじゃん、砂糖とクリームありあり？ありなし？とかさ。今言うのかな。その感じがおもしろいなと思ってね。今あんまり言わないのかな。
日村：あ、でも俺飛行機に乗った時にCAさんには言われたよ。ありですかなしですか？って。
設楽：え、どういうこと？ポコチンがってこと？（笑）
日村：いや砂糖とクリームよ（笑）ありですか？なしですか？あ、なしなしですか？って。
設楽：ふふふふふ（笑）でもオネエのやつだと、「なしなし」しかわかんないよね。「ありなし」だとどっちがどっちだかわかんないよね。
日村：そうだよね。
設楽：っていう感覚から、キ○タマと竿がどっちがありなしなのかっていう。
日村：竿だけ取ってタマだけ残すなんてありえないってのがすごいおもしろくて。
設楽：タマだけあったらおもしろいなぁって言ってね。
日村：たしかに想像したらおもしろくてね（笑）
設楽：そう、それだけに悔やまれるネタでした（笑）
日村：あっはっはっはっはっ。
設楽：まぁまぁしょうがない（笑）

④「何でだ！」

―これだけ日本語のタイトルだったようですが。

設楽：いつもタイトルってネタバレしないようにっていうのが一番なんですけど、抽象的でわからないから裏では別の日本語で呼んでるんですよね、一番はじめのネタだったら「オープニング」とか。で、ギリギリでタイトルを付けていて。だから俺ら英語のタイトル言われても正直なんだかよくわかんないんですよね（笑）
日村：ははははは。
設楽：通常はネタがバレないようにっていうのがあるんですけど、でもこれはあえて「何でだ！」ってそのまんまで。で、これ日村さんがたくさん「何でだ」って言うんですよね。
日村：「何でだ」ってね。
設楽：低いツッコミの「何でだ」とか、「いや、何でだ」とか、いろんな「何でだ」を言うっていうネタで。しかも「何でだ」ってタイトルも付けてるのに、何日目だっけなぁ。
日村：初日。
設楽：いきなり、
日村：「どした」って言っちゃって。

一同爆笑

設楽：あはははは。俺もうビックリしちゃってさ（笑）
日村：俺もー（笑）俺もビックリしちゃって（笑）
設楽：そんなことありえないってね（笑）
日村：そこ、つかみで一番ウケるとこなのに。
設楽：俺が包帯グルグルのすごい格好で出てくる時にね。
日村：俺がそれを見て「どした？」って言っちゃってね。
設楽：俺もう笑っちゃって、嘘だろって思ったけど、やっぱ間違えちゃうんだよね。
日村：こんなミスがねぇ、すごいね。
設楽：今のはDVDには入ってないけど。いやぁ、あれは驚いたね。
日村：驚いたなぁ。でもこのネタすごい楽しかったな。
設楽：これね、おもしろいよね、バカみたいだから。

―音楽に合わせてステージいっぱい走ったりしていましたね。

設楽：あれ本当は別の曲で考えてて、ギリギリまでドラゴンボールにしようと思ってたんだよね（笑）別に全然どっちだっていいんだけど（笑）だから野沢雅子さんのネタとかも入れたりしてたんだけどね。―あと、このネタ中にスマホで撮影していたシーンがありましたが、その撮影した写真が今回のDVDタワレコオリジナル特典の「ステッカー」として仕上がりました。
（ステッカー４絵柄を見て）
設楽：お、出来た？おぉ、すげぇ！
日村：あ、これうれしいな～。
設楽：これ、超バカみたいだね（笑）すげぇこれ。これが２枚セットでもらえるんだ。

―ランダムセットになります。

日村：これすごいね（笑）躍動感あるね。
設楽：ジャンプもしてね。

―すごい瞬間のショットですね。

設楽：すごいねぇ。毎日撮ってたから一番いいやつをね。すごいね、これ日村さんおもちゃみたいだね（笑）
日村：ねぇ、出てない？
設楽：え？
日村：キ○タマ。

一同爆笑

日村：キ○タマ出てたら最悪だからさ（笑）
設楽：キ○タマ出てないよ（笑）
日村：これはやっていて本当気持ち良いネタだったね。笑いの仕掛けも山ほどあったから。おもしろいですよね、どんどんそれを繰り出していくっていう。