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日経日曜版「名作コンシェルジュ」に紹介!ブーレーズ/ストラヴィンスキー:歌曲集

 ストラヴンスキー:歌曲集

2021年6月13日(日)日経日曜版「名作コンシェルジュ」に掲載
「破壊と創造の作曲家 多彩な魅力引き出す」鈴木淳史氏評

フランス・モンブリゾン生まれの現代音楽を代表する作曲家の一人で、指揮者としても近現代音楽を中心としたレパートリーで活躍、フランス国立音響音楽研究所(IRCAM) の所長などを務めたピエール・ブーレーズ(1925~2016)。彼が1976年に自ら組織した演奏団体「アンサンブル・アンテルコンタンポラン」を率いて1980年10~12月、パリで録音した「ストラヴィンスキー:歌曲集」が2021年6月13日(日)の日本経済新聞日曜版の鈴木淳史氏による名物コラム「名作コンシェルジュ」に紹介されました。

鈴木氏は今年没後30年を迎えたストラヴィンスキーの諸作品を、ブーレーズが指揮者として「旺盛に取り上げてきた」とし、「彼が1980年に録音した歌曲集は、ストラヴィンスキーの多面的な魅力を引き出したアルバムだ」と紹介。20世紀を作曲家として生き、「節操がない」と言われるほど作風を次々に変えたストラヴィンスキーの歌曲を半世紀にわたって集めたこのアルバムが結果として「20世紀音楽のさまざまなスタイルを展望する一枚になった」と論じます。ソプラノがヴォカリーズで歌う「パストラール」での田園情緒、「3つの日本の抒情詩」での「春の祭典」を思わせるめくるめく世界、「猫の子守唄」でのユーモラスな語り口、「ディラン・トマスの追悼のために」で示した新しい技法など、全曲を通して「ストラヴィンスキーの多彩、かつ丁寧な仕事っぷり」を感じるとし、演奏も「そんな姿勢をまるごと継承している」と評しています。
(タワーレコード 商品本部 板倉重雄)

『ストラヴィンスキー:歌曲集』
【曲目】
ストラヴィンスキー:
1. パストラール
2. ヴェルレーヌの2つの詩
3. バーリモントの2つの詩
4. 3つの日本の抒情詩
5. 3つの小さな歌曲《わが幼き頃の思い出》
6. プリパウトカ
7. 猫の子守歌
8. 4つの歌曲
9. チーリン・ボン
10. パラーシャの歌
11. シェイクスピアの3つの歌曲
12. ディラン・トマスの追悼のために
13. J.F.K.のための悲歌
14. 2つの聖歌曲

【演奏】
フィリス・ブリン=ジュルソン(ソプラノ)(1,3-5,8-10)
ジョン・シャーリー=カーク(バリトン)(2,6,13)
アン・マレー(メッゾ・ソプラノ)(7,11,14)
ロバート・ティアー(テノール)(12)
アンサンブル・アンテルコンタンポラン
指揮:ピエール・ブーレーズ

【録音】
1980年10月~12月 パリ

カテゴリ : Classical

掲載: 2021年06月17日 00:00