【追悼】指揮者、作曲家 ジークフリート・クルツ 92歳

2023年1月7日、ドイツの指揮者、作曲家のジークフリート・クルツ氏が故郷ドレスデンで亡くなりました。92歳でした。クルツ氏は1930年7月18日、ドレスデン生まれ。ドレスデン音楽大学で学び、ドレスデン国立歌劇場、ベルリン国立歌劇場の音楽総監督、首席指揮者などを歴任した旧東ドイツを代表する指揮者でした。1973年にシュターツカペレ・ドレスデンとともに初来日。1978年には再来日し、1981年のドレスデン国立歌劇場引っ越し公演で《ばらの騎士》《魔弾の射手》を指揮。1987年のベルリン国立歌劇場引っ越し公演では《後宮からの逃走》《サロメ》を指揮しました。録音は旧東ドイツのエテルナ・レーベルに残しており、このシュターツカペレ・ドレスデンとのチャイコフスキーの交響曲第5番が代表盤として知られています。
ここに謹んで哀悼の意を表し、ご冥福を心からお祈り申し上げます。
(タワーレコード 商品本部 板倉重雄)

ジークフリート・クルツのCD

タワーレコード限定盤
SACDハイブリッド盤
【収録曲】
チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 作品64
シュターツカペレ・ドレスデン
ジークフリート・クルツ(指揮)
1978年1月25-26,28-29日
ドレスデン、ルカ教会

タワーレコード限定盤
SACDハイブリッド3枚組
【収録曲】（クルツ指揮は下記2曲）
モーツァルト:
クラリネット協奏曲 イ長調 KV622
ファゴット協奏曲 変ロ長調 KV191
オスカー・ミヒャリク(クラリネット)
ギュンター・クリエール(ファゴット)
シュターツカペレ・ドレスデン
ジークフリート・クルツ(指揮)
1982年11月1-5日
ドレスデン、ルカ教会

タワーレコード限定盤
SACDハイブリッド盤
【収録曲】（クルツ指揮は下記3曲）
ウェーバー:ホルンとオーケストラのための小協奏曲 op.45
ロルツィング:ホルンと管弦楽のための演奏会用小品
シューマン:4本のホルンと管弦楽のためのコンツェルトシュテュック op.86
ペーター・ダム(ホルン)
クラウス・ピーツォンカ(ホルンII)
ディーター・パンサ(ホルンIII)
ヨハネス・フリーメル(ホルンIV)
シュターツカペレ・ドレスデン
ジークフリート・クルツ(指揮)
1983年6月29日-7月4日
ドレスデン、ルカ教会

通常CD2枚組
【収録曲】（クルツ指揮は下記1曲のみ）
ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」～第1幕 冬の嵐は過ぎ去り快い月となった
ライナー・ゴルトベルク(テノール)
ジークフリート・クルツ(指揮)
シュターツカペレ・ベルリン