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「名作コンシェルジュ」掲載!フェドセーエフ、ニコラーエワ/チャイコフスキー・ラスト・コンサート

チャイコフスキー・ラスト・コンサート

2023年2月12日(日)日経日曜版「名作コンシェルジュ」に紹介されました
「急逝直前の演奏会を再現 絶望の中に一筋の希望」鈴木淳史氏評

1883年10月16日、チャイコフスキー自身が指揮して交響曲第6番“悲愴”を初演したコンサートは、その9日後にチャイコフスキーが亡くなったため、結果として彼の最後のコンサートとなりました。その100年後にフェドセーエフ指揮モスクワ放送交響楽団が大阪のザ・シンフォニーホールで、そのコンサートを再現したときのライヴ録音『チャイコフスキー・ラスト・コンサート』が2023年2月12日(日)日経日曜版の鈴木淳史氏による名物コラム「名作コンシェルジュ」で紹介されました。

鈴木氏は、フェドセーエフとモスクワ放送交響楽団による”悲愴”を「緊張感をまったく失わない、じつに精悍な演奏。カラフルな音色も魅力だ」と評し、第1楽章の展開部開始の一撃は「梅田あたりまで揺れたのではと思わせるほどの迫力だ」と、いかにも鈴木氏らしい例えで表現しています。また、終楽章で少し早めのテンポ(アンダンテ)を採ったことも「流れや繋がりよく聴かせる」と評価し、さらに「オーケストラの明るくエレガントな響き」により「死や絶望を表したこの楽章から、一筋の希望を浮かび上がらせる」と解説します。

タチアナ・ニコラーエワのピアノと共演した"ピアノ協奏曲第1番”も「明晰なピアノと抒情性豊かなオーケストラが絡み合って、ダイナミックなクライマックスを作り出す」と評し、アンコールの"スペインの踊り”では「オーケストラを縦横無尽にコントロール。客席を大いに沸かせた」と締めくくっています。
(タワーレコード 商品統括部 板倉重雄)

【曲目】
<DISC1>
1. ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー:交響曲 第6番 ロ短調 作品74 「悲愴」
(オリジナル版)

<DISC2>
2. ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 作品23
3. ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:歌劇「イドメネオ」より 2つの舞曲
4. ゲオルギー・スヴィリドフ:プーシキンの物語による映画「吹雪」より ワルツ
5. ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー:バレエ「白鳥の湖」作品20より スペインの踊り

*100年前のコンサート・プログラムは3.イドメネオで終ります。4,5はザ・シンフォニーホールでのアンコール曲のため、3.の終了後約11秒の無音状態がございます。ご了承ください。

【演奏】
タチアナ・ニコラーエワ(ピアノ) (2)
モスクワ放送交響楽団
ウラディーミル・フェドセーエフ(指揮)

【録音】
1993年6月20日
大阪 ザ・シンフォニーホール

【Original Recordings】
Producer: Atsushi Tanaka
Recording Director: Tomoo Nojima
Recording Engineer: Fumio Hattor
Special Thanks to The Symphony Hall

【マスタリング・エンジニア】
山崎和重(FLAIR Mastering Works)

【原盤】
ビクターエンタテインメント

カテゴリ : Classical

掲載: 2023年02月12日 10:00