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ヴィトル・アシス・ブラジルのサンバ・ジャズ名盤が遂に復刻

ヴィトル・アシス・ブラジル

ピアノには、テノーリオ・ジュニオル!
その他、エジソン・ロボ、シコ・バテーラの最高なメンバーが集結。1966年フォルマ原盤の奇跡的傑作が最高の音質で復刻!

サンバ・ジャズにおけるマイルス・デイヴィス『カインド・オブ・ブルー』と例えられる由縁たる至高のバラードM2「Devaneio」、M3「Primavera」、M5「Feitico da Vila」が実に美しい響きを聴かせます。

ニコラ・コンテも自身のリミックスでサンプリングした、クラブ・ジャズ・クラシックスM1「Naquela Base」収録。

「ヴィトルとテノーリオのコンビが、痺れるようなジョアン・ドナートのカヴァーを披露してくれる。正にボッサ・ジャズの宝石のような作品だ。」(ニコラ・コンテ)

当時弱冠21歳の天才アルトの台頭に人々は驚きと共に本作を“the first great Jazz LP recorded in Brazil(ブラジルにおける最初の偉大なジャズ・アルバム)”と讃えたという。この後、バークリー留学を前にしても卓抜したヴィトルのアルトは既にコルトレーンの神秘性を湛え、伝説の始まりを示唆する。

ヴィトル・アシス・ブラジル

疾走するピアノ、重厚なアルト、闇を鋭く切り裂くようなドラムがスリリングに迫る。リムショットが軽快なジャズサンバM9「Minha Saudade」、ピアノの高らかな響きが琴線に触れる優雅なワルツM8「Eugenie」、M7「Amor de Nada」ではテノーリオのソロも聴ける。ベースとの対話が内省的なM6「Dueto」、M10「Desenhos」。

いずれも甲乙つけがたい名演で、フレージング、息継ぎの一つ一つが素晴らしい。光の筋が現れるような美しさで、切なく深く胸を貫く奇跡のアルトにひたすら酔いしれたい。

【収録曲】
01. Naquela Base (Joao Donato)【試聴リンク有り】
02. Devaneio (Vitor Assis Brasil)
03. Primavera (Carlos Lyra - Vinicius de Moraes)【試聴リンク有り】
04. Simplesmente (Edison Lobo)
05. Feitico da Vila (Noel Rosa)
06. Dueto (Vitor Assis Brasil)
07. Amor de Nada (Marcos e Paulo Sergio Valle)
08. Eugenie (Vitor Assis Brasil)
09. Minha Saudade (Joao Donato)
10. Desenhos (Vitor Assis Brasil)

○ジョアン・ドナートの新作は、自身の名曲をピアノ・トリオで再演!

○イタリアン・ジャズ黄金期を蘇らせる最高のジャズ・ピアニスト、アンドレア・ポッツァの新作は、古き良きサンバ・ジャズの香り漂うピアノ・トリオ作品。

○テノーリオ・ジュニオル他、サンバ・ジャズの名作がオノセイゲンによるDSDリマスタリングで復刻!

 

○その他、ブラジル“RGE”の名作達が、オノセイゲンによるDSDマスタリングで続々と復刻!

カテゴリ : 予約 | タグ : リイシュー ジャズ復刻&発掘 ジャズ・ピアノ 【World】復刻&発掘

掲載: 2010年05月06日 14:00

更新: 2010年10月18日 14:05