中南米音楽を謳歌するクァンティックの最新作
昨年、世界各地で熱狂を巻き起こしたクァンティック・アンド・ヒズ・コンボ・バルバロ『Tradition In Transition』に続くクァンティックの最新作は、クァンティック・プレゼンタ・フラワリング・インフェルノ名義での『Dog With A Rope』！
イギリスから南米コロンビアのカリへと移住したクァンティックことウィル・ホランド。コロンビアや南米現地の音楽家たちとの積極的な交流を経て、伝統的なアフロ・コロンビアン・ミュージックを見事にアップデートした前作『Tradition In Transition』。
今回届けられた『Dog With A Rope』というニュー・アルバムは、リー・ペリーの1970年代のサウンド・プロダクションを連想させる雷鳴で一気に幕を開ける。
スティール・パルスやUB40の屋台骨を支えてきた名ドラマー、コンラッド・ケリーのシャープで乾いたリズム・セクションに、ウィルの近作における最重要プレイヤー、ペルー人ピアニストのアルフレディト・リナレスの奏でる流麗なメロディーが見事に絡み合う。
グァグァンコーやクンビアといったラテン・ミュージックのちょっとやそっとでは醸し出すことのできない濃厚で芳醇な香りに、『Tradition In Transition』を上回るスケールに次第に気付きだすはず。
M3は、レゲエの古典的トラック「Swing Easy」のオリジナル・リメイク、そしてM6は、数々のアーティスト／楽団にカヴァーされてきたクンビア・クラシック「Cumbia Sobre El Mar」をニディア・ゴンゴーラが高らかに歌い上げる。
そして国内盤には今後7インチでもデジタルでもリリースの予定のない2曲を追加収録！
キューバ～ジャマイカ～コロンビアという遠く離れた国々がひとつに結び合わされ、いまだ誰も足を踏み入れたことのないトロピカル・ミュージックがここに！この現代において、奇跡的に産み落とされた現在進行形の極上レア・グルーヴをお楽しみ下さい！
○こちらのクァンティックの作品もオススメ！『Tradition In Transition』が期間限定プライス！
○中南米トロピデリカ！
1960年代後半ブラジルで起きた、音楽を中心とした芸術運動トロピカリズモ（Tropicalismo）。クァンティック、ジャイルス・ピーターソンを筆頭にそのムーヴメントを彷彿とさせる動きが今、キューバ～ジャマイカ～コロンビアをつなぐ地域で勃発中！
ジャイルス・ピーターソンは、キューバで新たな音楽を発掘！
ジャイルスがハバナの新しい世代のアーティストたちを調査するというミッションのもと、キューバを初めて訪れたのは2008年。予想していた通り、強く感銘を受けた彼は、ロベルト・フォンセカとそのバンドとともに、ハバナの伝説的音楽スタジオでセッションを行い2枚組アルバム『Gilles Peterson presents Havana Cultura: New Cuba Sound』を完成させた。ラテンからアフロ・ジャズ、フュージョン、ヒップホップ、ファンク、レゲトン、そしてR＆Bまで、幅広い音楽ジャンルからキューバのフレッシュな才能を集めたこのアルバムのリミックス・アルバムも登場！集結した豪華なリミキサー陣は、ルイ・ヴェガ、MJコール、4ヒーロー、カール・コックス、レイナー・トゥルービー、ゴタン・プロジェクトよりフィリップ・コーエン・ソラール等の素晴らしい面々。世界中のアンダーグラウンド・シーンから集まったベテラン・アーティストたちが、そのスキルと経験を持って、『Havana Cultura』を次のレベルまで連れていった！ディスク2には、ジャイルスによるボーナスDJミックスを収録！『Havana Cultura』オリジナル盤は期間限定プライス！
アフロ・ブラジリアン宗教音楽のリズムとクラシック・アフロ・ビートの絶妙なる融合！フェラ・クティ、アンティバラスを彷彿とさせる、アフロ・ブラジリアン・ファンクネス！
ブラジル人とイギリス人メンバーによるロンドンをベースに活動している、アフロ・ブラジリアン・ファンクバンド、サラヴァ・ソウルのセカンド・アルバム。前作とは異なり1960～11970年代のウェスト・アフリカン・ミュージック、ブラジリアン・フォークロア、アフロ・ブラジリアン宗教音楽の影響が色濃く感じられる本作は、1960年代のファンクからアフロ・ビートに至るまでブレイクスルーする、サラヴァ・ソウルの現在型！アフロ・ブラジリアン宗教音楽のリズムとクラシック・アフロ・ビートの融合、そしてアルバムの至る曲で聴く事ができるエチオピアン・メロディーは伝統的なサイケデリックな祭りのリズムとアフロ・ビートが融合したリズムに乗せられ、今までにないアフロ・ブラジリアン・ファンクネスを聴かせる！
